タイトルの通りなんですけど。『こちら、終末停滞委員会。』を読んだんですよ。
不可視の危険生物。儀式を行う魔術結社。深海に潜む謎の機械遺跡。ジャージ姿のメカメイド。現代世界の裏に潜むこれら"終末"に脅かされ、破滅するしかない世界の終わりを救うことはできず、しかしその終わりを"停滞"させんとする。そんな、SF伝奇ホラー異能力アクション萌え萌え学園モノである本作。
(長いけど、本当にそうなんだよ)
さながら世界の真実が暴かれてしまうように、これを読んだあなたの周囲の世界の見え方は、ひょっとしたら変質してしまうかもしれない。
それこそ、まるで"この本そのものが"読んだものを狂わせる"終末"であるかのように。
あなたが、今見えている世界に充分満足していて、今のまま暮らしていこうとしている、落ち着いて、良識のある、立派な大人であるならば、この奇想天外なライトノベルを読むべきではないのである。
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