もう8月でもうすぐSSAとかいう時期で大変(ブログ自体もわりと)放置してしまったのだが、ようやく静岡公演の話を。のんびりと振り返りながらSSAへと記憶の整理をし、魂をさいたままで運ぼうと思う。
出演者
藍原ことみ(一ノ瀬志希役)・青木志貴(二宮飛鳥役)・青木瑠璃子(多田李衣菜役)
安野希世乃(木村夏樹役)・嘉山未紗(脇山珠美役)・黒沢ともよ(赤城みりあ役)
髙野麻美(宮本フレデリカ役)・高森奈津美(前川みく役)・津田美波(小日向美穂役)
長島光那(上条春菜役)・原優子(向井拓海役)・春瀬なつみ(龍崎薫役)
牧野由依(佐久間まゆ役)・村中知(大和亜季役)・中島由貴(乙倉悠貴役)
セットリスト
- Yes! Party time!!(全員)
- Romantic Now(黒沢ともよ 春瀬なつみ)
- き・ま・ぐ・れ☆Cafe au lait!(髙野麻美)
- ニャンと☆スペクタクル(高森奈津美)
- 空と風と恋のワルツ(津田美波)
- Heart Voice(藍原ことみ 髙野麻美 牧野由依 長島光那)
- 追い風Running(中島由貴)
- 秘密のトワレ(藍原ことみ)
- 心もよう(中島由貴 嘉山未紗 村中知)
- shabon song(津田美波 長島光那 黒沢ともよ)
- Jet to the Future(青木瑠璃子 安野希世乃)
- エチュードは1曲だけ(青木志貴 青木瑠璃子 嘉山未紗 長島光那 村中知)
- パステルピンクな恋(藍原ことみ 髙野麻美 高森奈津美 津田美波 牧野由依 中島由貴)
- 絶対特権主張しますっ!(安野希世乃 黒沢ともよ 原優子 春瀬なつみ)
- Star!!(全員)
- Love∞Destiny(津田美波 中島由貴 牧野由依 青木志貴 青木瑠璃子)
- 共鳴世界の存在論(青木志貴)
- Sparkling Girl(青木瑠璃子)
- Rockin' Emotion(安野希世乃 原優子)
- ハイファイ☆デイズ(高森奈津美 黒沢ともよ 春瀬なつみ)
- 純情Midnight伝説(青木志貴 嘉山未紗 村中知 原優子 安野希世乃)
- 夕映えプレゼント(全員)
- M@GIC☆(全員)
- お願い!シンデレラ(全員)
感想
さて、前半は1日だけ参加に留めた公演も多かったのだが、どれもこれは2日とも見ないと勿体無いぞと思わせるものだったので、後半戦からはきっちり両日とも参加している。この静岡公演、シンデレラのメンツの中でも特に曲者ぞろいだった気が改めてするなあ……。それでは曲の感想を。
Romantic Now
前半は全てセンターのアイドルのソロから始まっていたのだが、ここから構成を変化させ、しかもRomantic Nowだったものだからなかなか度肝を抜かれた。ライブの幕開けを賑やかに飾る一曲だ。今回はなっぴー(春瀬さん)も参加で仲良しコンビといった趣で、パワフルなだけでなく静かになるBメロで背中合わせに寄り添ったり、二人の手でハートマークを作ったりと盛りだくさんのパフォーマンスを魅せてくれ、その度に大きな歓声が上がっていた。
それにしてもともよ様、3rdで初めてみたときからいつでも天真爛漫な感じで、結構出演者さんたちが涙していた最後のMCの中でもとびきり元気な姿を見せていて、パワーのある人だなあと思っていたものだから、そんな彼女が今回の公演では涙ながらにセンター青木瑠璃子への感謝の言葉を述べていたのにはびっくりしてしまった。心配する人まで出てきていたみたいだから、やっぱり皆にとっても衝撃だったのだなあ……と思ったりなど。
き・ま・ぐ・れ☆Cafe au lait!
石川から参戦のアッサム(高野さん)だが、ソロ披露は今回の5thでは初。今までのバージョンでは毎回他の出演者さんを登場させ、コミカルな劇っぽいパフォーマンスが印象的な曲だったのだが、今回はダンサーさんのみを引き連れたソロでのステージ。そういうこともあって改めてまじまじと聞いたこの曲、やっぱり自由で優雅な感じがいいよねぇ、やっぱりCu曲は個人的にも波長が合う感じがするんだよな。
最後のMCでようやくフレちゃんPに単独でのステージを届けることができた、と語る姿には思わず目頭が熱く。アッサムはブログなんかも拝見したことがあるのだが、凄く宮本フレデリカという役を大事にしてくれているのが伝わってきて、アイドルもPも幸せものだなあとしみじみ思う。
追い風Running
しまゆきちゃん(中島さん)、これはまたとんでもない人を連れてきたな、と自分も皆も思ったようで、今回という初公演後にトップクラスに話題に登った人物だったような気がする。『アース・スター ドリーム』といったユニットで活動した経験値からか、シンデレラでは初のステージとは思えない完成されたパフォーマンスに驚かされる。まずスタイルがいいからステージ映えするし、しかも動きもキレがあってサビ終わりの「なりますように!」のところの腕の振りのシャープさ、完全に見惚れてしまった。キュートアイドルでダンス得意そう枠って意外となかったのでは。元ジュニアモデルのスポーツ少女、乙倉悠貴ちゃんに恐ろしいほどマッチする人材を連れてきたものだ……。
曲もまた疾走感とかわいさに溢れる曲で、これがまたいいんだ。鮮烈な乙倉悠貴としてのデビュー公演、忘れることができないだろうなあ。
秘密のトワレ
ワンフェス→4thと聞いてきたけれど、毎回恍惚な世界を魅せてくれるのがたまらない一曲。怪しげで軽快なリズムながらも、突如としてセリフが挟まれたりするその意外性も面白い。中でもドラマチックなのがCメロからの静寂からの弾けるサビで、ことみん(藍原さん)の妖艶でムーディーな歌唱が圧巻なのだ。今日は「ごめんね」の表情の切なさからぱあっと笑顔になるのが意味深な感じがして鳥肌モノ。しきにゃん好きらしい限定では爆死したそうな津田ちゃんもMCでそのシーンに触れていたが、それに対することみんのコメントによると「毎回気分で変えている」そうな……ううーん、一ノ瀬志希だ~~!(なんか感激してしまった)
shabon song
やっぱりワルツはいいなあ~とか思って油断してたんだよな。今思うとデレステのときの報酬2人込みのメンバーが3人という好条件だったわけだ。不意打ちで前奏がかかってからなんかもう限界で、久しぶりに泣き崩れるという状態が似合う姿になってしまった。下手すると3rdの2日目のS(mile)ING!ぐらいかも……。その3rdの時は「shabon song」、まだ知らない曲だったんだよ……ははは。こういうことがあると2日あって本当によかったなという気分になる(静岡2日目でもちょっと泣いた)
ええーと曲の話をしよう。透明感のある曲調に津田ちゃんの澄み渡る歌声はさすがオリジナルメンバーといった感じでピッタリの清さ、満点。間奏では1日目は津田ちゃんが「シャボン玉を届けますね!」とセリフを言うパートもあり、なんかもう泣いてしまった。
元気な歌が多めのともよ様はちょっとお姉ちゃんらしく……というディレクションをされたようで、歌い上げる姿はちょっと新鮮な感じ、アニメの展開なんかを思い出してグッとくる。
みつやすさん(長島さん)もいい仕事っぷりで、クール曲が似合うお方なんだが「こんな私可愛いでしょ?」と可愛く歌い上げるシーンでは、眼鏡によって自信を持ったアイドル上条春菜のストーリーを感じさせてこちらもかなりグッときた(泣いた)こいつずっと泣いてるなほんとに。
曲のMCで「初出の時は二人の女の子の恋の歌というイメージだったが、メンバーが増えて皆の恋の曲になったかなと思う」と話してくれた津田ちゃん。これもまたSerendipityである。ふわふわ揺れる「shabon song」が次はどのような色を見せてくれるのか楽しみである。
ツッコミ役としても冴え渡っていた津田さん、そんなこともあってか最後のMCでは小日向美穂ちゃんに申し訳ない的なことも軽く仰っていたけれども、涙ながらに話す姿からはシンデレラや美穂ちゃん、私達ファンであるPのことを本当に大切にしてくれているんだなという想いが伝わってきて、ボイス以後参入組の自分が言うのもなんなのかもしれないが美穂ちゃん役が津田美波さんで本当に良かったと思った。最後の「小日向美穂、がんばります!」のセリフ、卯月Pの自分にとっては特に感激。「うづみほ案件~~」と百合厨になって叫ぶのは流石に野暮なので心に留めておくが。
静岡ハンバーグネタ(さわやか)で響子ちゃんに触れる一幕もあり、ピンクチェックスクールの確かな絆を感じ、ますますラブレターが楽しみになった。泣かないように頑張りたいと思う。
パステルピンクな恋
結構満を持しての登場なのだこの曲!2nd以来という久しぶり感で、故に自分は未経験。ずっと楽しみにしていた曲がオリジナルメンバーのまきのん(牧野さん)参加で聞けてうれしいなあ。キュート曲の中でもなんとなく自分の中で直球キュート、みたいなイメージがあり、ポップで軽快、そしてどこまでの可愛らしいこの曲はやはり多幸感に溢れていた。Cu曲はやはりいいな……みんなかわいかった……。
Sparkling Girl
満を持して登場したセンター青木瑠璃子のソロ曲。今回のツアーの石川でも披露されたが、さらに伸びやかで生き生きとしたライブステージに進化していたような気がする。がむしゃらに格好良さを追い求めるそのダイナミックなパフォーマンスには、もはやにわか要素は何処かへと行ってしまったロックアイドル多田李衣菜の完成形を見たような気がする。
今回の青木瑠璃子本当に凄かったよ。今回るーりぃセンターということで曲的にもロックっぽいナンバーが多めだった気がするが、共鳴世界の存在論・Rockin' Emotion・ハイファイ☆デイズ・純情Midnight伝説と名だたる曲者に囲まれたブロックの中でも、李衣菜のまっすぐな世界観は唯一無二だったし、ひときわ輝いていたように見えた。シンデレラのメンバーでもかなり個性的なメンツが揃ったこの静岡公演でのセンターは、重圧も大きかったのではないかと思ってしまうがしかし見事な姿だった。
総括
全体で話そうとするとやっぱり青木瑠璃子センターが良かったばなしになる。
背中で語る女・青木瑠璃子は男前だからあまり語らない。ともよ様に「背中が大きくて……」と褒められればただ背中を見せてみる。まきのんに「すごく頭が回って……」と褒められれば頭の横で手をクルクル回してみる。でも終盤の全体曲で見せた彼女の感極まった泣きそうな表情は何よりも雄弁で、どれほどの想いを乗せてこのライブに臨んだかということがものすごく伝わってきた。退場のときにるーりぃが見せたあの大きな背中が、今も目に焼き付いている。
なんだか自分としてはCu曲多めに話したが、アイドルながらもロックの精神性を全体に感じたこの公演、よきライブでした。ちなみに小日向美穂ちゃんもなつきちが認めたロックなアイドルだからな、皆よろしく頼むぜ。
THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 011 小日向美穂
- アーティスト: 小日向美穂(CV津田美波)
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2013/01/23
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 18回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
TVアニメ『フリップフラッパーズ』OP主題歌「Serendipity」
- アーティスト: ZAQ,R・O・N
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2016/12/21
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (3件) を見る