日陰の小道

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【ガルラジ】ガールズ ラジオの日々を生きる、イカれた各チームを紹介するぜ!

ガルラジ、これは相当なブーブメント来てるね。市場はもうガルラジの話題で持ちきりですよ。

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遭遇から興奮冷めやらぬまま前回記事を書いたわけなのだが、あれから数週間が経過してこのコンテンツ、ますますエンジンが暖まってきていると感じる。ガルラジもそろそろ後半戦。1クールのアニメで言うと8~9話が過ぎたあたりで、そろそろ後半でクライマックスに向かっていくようなところと言える。


はい、てなことで(私自身の整理も兼ねて)、今回はもっと各チームに寄ってその魅力やお話の特色なんかを書いていきたいと思う。
前回の記事でいうと、「少女の自己確立や自己表現といったストーリーが好きな人」にオススメできそうな部分へのクローズアップとなる。

ガルラジの各チームの、魅力・特色・オススメ回

それでは、私なりにそれぞれのチームの第4回までを聞いて感じたことを記していく。
それなりに配慮はしているつもりなのだが、どうしてもある程度は内容に触れてしまうことになるので、気になる方は是非本編を直接聞いてみて欲しい。

チーム岡崎『こちらオカジョ放送部』

どこにでもいそうな高校の同級生で放送部の仲良しチーム。
ただただ人を応援したい主人公「二兎春花」とマニアなメガネ女子「萬歳智加」、 それを束ねる委員長的存在「桜泉真維」の女子高生3人組がラジオに青春を捧げる。

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「主人公」の名を冠し、アプリのアイコンを飾る二兎春花と、更にチームで公式サイトのトップに配置されている岡崎。ガルラジの顔たるこのチームは、その立ち位置であるだけに中でも非常にオーソドックスというか、癖のないラジオをやっているような気がする。
このチーム岡崎の特色と言うと、やはり女子高生同級生3人組のチームという点だろう。大抵年齢や立場に違いが見られるガルラジ内において、まったくの横並びであるチームは珍しい。それ故に対等な雰囲気があるのが特徴。
「日常アニメのワンシーンみたい」とはコミックでのチーム双葉・玉笹彩美の談であるが、そのようなゆるくてふわっとした女子高生トークがそのままラジオの特色でもあるだろう。否定的な言い方をすると内輪向けっぽくなってしまいがちだが、しかし最も地域に密着したアットホームなご当地ラジオが楽しめるのは強み。


また更にそうした良くも悪くも「素人っぽい」ところは本人たちにとっても自覚があるようで、回が進むに連れて自分たちのラジオをどうしていくべきか、という模索がストーリーに絡んで来たりもする。猪突猛進な切り込み隊長・二兎春花に、オタクっぽい萬歳智加、ちょっと不思議で真面目な桜泉真維のゆるいチーム感が段々と癖になってくるところで、ふいにラジオの終わりが近づいてくる。その切なさが刺さってしまう頃にはすっかり既にチーム岡崎の術中。これもまた、日常アニメを見ているときの気分に似ているかもしれない。
演技的な聞き所は、個人的には二兎春花演じる本渡楓さんの早口に傾倒しがちな演技が面白い。「よく噛む」というものがキャラクターの表現になりつつ、ラジオっぽい空気を生み出すことにも繋がっているのはガルラジならではだろう。

ここまで聞いて欲しいおすすめ回:第4回

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ガルラジの現実たる「ランキング制度」と向き合う、事件性の高めな回。チーム岡崎ならではの魅力がよく出た回だと思う。あと、桜泉真維さんがズルい。

チーム富士川『RADIO FUJIKAWA STATION』

5チームの中で一番意識が高い、年齢も立場も違う即席チーム。
ラジオパーソナリティを目指す「年魚市すず」とプロデューサー業を難なくこなす「金明凪紗」、心配性で気配りすぎる「白糸結」の女子3人組。

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説明の通り、ガルラジの各チームの中でも非常にストイックな姿勢なのが富士川だ。他は何かしら同級生・友人・家族だったりとラジオ以外でのプライベートな絡みから発生したチームなのだが、この富士川はラジオのために集まった、言ってしまえば即席チーム。
そしてその一方で有能なパーソナリティ・抑えのプロデューサー・いじられ役の構成作家とバランスの良い組み合わせを実現し、クオリティの高い番組を提供しているチームでもある。ガルラジ世界にはランキング制度があるのだが、少なくとも初期は富士川がぶっちぎりで1位を独走しており、他のチームからも実力派と一目置かれる存在。
実際、聞いてみると設定を裏切らずちゃんと面白いのが偉い。バランスがいいのもそうなのだが、何より年魚市すずのトーク力が高い。ふんだんにユーモアを交えつつ、基本ローテンション気味に淡々と、しかしうまく緩急がついたトークを披露する。担当する春野杏さんの演技がまた良くて、ガルラジの中でもトップクラスに「実際のラジオっぽい独特のテンポ感」というものの実現に成功していると感じる。


あとは、各コーナーも印象が強い。結が狼狽えるのが楽しい「白黒はっきりつけましょう!」、すずの独特のセンスが披露される「すずのポエミーワールド」、そして私が好きなのは成人済みの凪紗が輝く「週末はアナタと乾杯」などなど。いや週末に放送するラジオでノンアルコールで乾杯!するコーナー、絶対楽しいじゃないですか。富士川はお酒を片手に聞きたいところ。
チーム富士川が各キャラクターのラジオ外での関係性という、いわばフィクション作品としての攻め手をある程度捨てた上で、ラジオ番組としての面白さのみを強みにし、そして見事に面白い番組を構築しているのがおわかりいただけただろうか。
あの、いや本当に、私はそう思っていたんだよな富士川のことを。いやマジでさ……。

ここまで聞いて欲しいおすすめ回:第4回

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なんだか今回は様子がおかしい年魚市すず。富士川の認識ががらりと変わる問題の回。ガルラジ界で最もあざとい女は白糸結だと思っていたのだが、実はそうでもなかったようだぞ……。

チーム双葉『たまささsistersのごきげんラジオ』

双子の姉と妹による3姉妹チーム。
アイドルを目指す姉「玉笹彩美」、質素堅実に生きたい妹「彩乃」、この性格も服装も正反対の双子を束ねるのは、大人以上の知識と情報量を持つ天才小学生の末妹「花菜」。

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なんと3人姉妹がチームとなった双葉。家族故に遠慮のない距離の近さが一つ強みで、彩美と彩乃の頻繁に衝突しつつも以外なところで通じるところがある、双子ならではの凸凹名コンビが魅力の一つ。
いや、両方とも双方の悪口を言いまくっているのに根っこでは信頼していたり、認めるところでは認めていたり、何よりもなんだかんだで仲がいいんだなと思わせるのがマジでいいんですよね。設定を見るだけでもまるで正反対の二人が、不思議とバランスの良い軽妙なトークを繰り広げる。姉妹間の家庭内での問題だったり、非常にプライベートな話題がバンバン出てくる番組って、普通の少なくとも声優ラジオではなかなか聞けないじゃないですか。そんなキャラクターならではの内容が、ガルラジというコンテンツの持つ技巧によって、リアルっぽい質感を持ったラジオとして実現する。これって結構大変なことで、夢みたいな話だって私は思うんですよね。
それが実現しているんですよ、この『たまささsistersのごきげんラジオ』では! いや双子の関係性がマジでいいので……。


双子の話ばかりしてしまったが、忘れては行けないのが1人年下の妹である「花菜」の存在。暴走しがちな姉二人を、末妹でありながら上手く舵取りをしてゆく。
姉二人は1人幼い妹を溺愛しているので、基本的に花菜の言うことは絶対。更に小学生でありながらラジオの企画面を主に担当する、3姉妹随一の智将でもある。その一方であまりにも独特の通じ方をしている双子に対しては、年が離れていることもあり若干の疎外感のようなものを感じているような雰囲気も。
仲良し姉妹ということは間違えないのだけれど、しかし対等ではない故にちょっと複雑な関係を作り出しているのだ。第四回が最新の現在でそこまでまだ動いていない双葉になにか大きな動きがあるとしたら、それは花菜の抱える感情に絡んだものではないかな、と踏んでいる。
ちなみに、花菜役の赤尾ひかるさんが3人の中で浮いた声をしており、双子を演じる柴田芽衣さん、篠原侑さんは結構個人的にはどっちがどっちか見失ってしまうことすらあるほど寄せた演技をしていると感じている。姉妹としての設定を、演技の段階で見事に表現しているというのも、双葉の聞き所であると思う。
なんとなくわかってしまうのではないかと思うのだが、私が最も組み合わせ的に注目しているのがこのチーム双葉でもある。凸凹の関係性がお好きな方は、是非。

ここまで聞いて欲しいおすすめ回:第2回

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相変わらずわちゃわちゃした3人だが、アイドルを目指す彩美の着実な一歩にちょっと胸が熱くなる回でもあったり。あと、この回のNEXCO中日本の藤田ゆきのさんが宣伝コーナーでひたすら面白い自分語りをしており、凄まじい。 

チーム徳光『みるみるはっぴー×2れいでぃお』

この町がキライ、母親もキライ、キラキラした都会や流行にうわべだけで憧れているわけじゃない!反抗期?そんな言葉でひとくくりにされたくない。そんな思いを抱えた女の子「手取川海瑠」。 思春期の地方の女子が誰もが抱える思いを持った今どき女の子による1人チーム。

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目を引く説明文。唯一の1人チーム。個性豊かなガルラジのチームの中でも頭一つ抜けた存在感を放つのが、このチーム徳光だ。
孤軍奮闘するパーソナリティの手取川海瑠は、紆余曲折の結果(?)ガッチガチにキャラクターを作ってみるみる星のみるみる姫……というゆう○りん星じみたイタい設定を引っさげて世間に戦いを挑む。説明文を読むだけでも伝わる人には伝わると思うのだが、思春期少女の進路や夢や劣等感や、そうしたいろんなものでグチャグチャになりつつも、その中で自分の姿というものを獲得していく類のお話が好きな方は是非徳光を聞くべき。
そうした設定のせいか、各回の事件性も高く、(ラジオ番組だと言うのに)二転三転しがちな展開から目が離せないのも徳光の強み。この"ラジオっぽさ"と"フィクションっぽさ"というのがわかりやすく混ざった徳光は、「ガルラジってこういうものなんだ!」というものを把握しやすく、初期に聞くことに適した番組でもあると感じている。現に自分もそうだが、反応を見ていると徳光にヤラれてガルラジ沼にズブズブ嵌っていく人をよく見かける。
「とりあえず徳光」みなさん覚えましたね、まだピンと来ていない方はとりあえず徳光を聞いてみましょう。


また1人というのが番組としてもポイントで、トークの方向性としても掛け合い中心の他チームとは違った独自の魅力を生むことに成功している。演じる長縄まりあさんの演技がまた良く、個人的には富士川の春野さんに並んで「実際のラジオっぽい独特のテンポ感」の表現が特に光るチームだと感じている。そして前述のキャラクター性を踏まえた上で、この演技をプラスすると、ガルラジ界においてもトップクラスに実在しそうな感触を生み出しているのが、この手取川海瑠。
唯一日本海側、冬の厳しい荒波に抗うかのような一人だけのチーム徳光。色んな意味で面白いですよ。


ここまで聞いて欲しいおすすめ回:第2回

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ガルラジの攻撃担当、チーム徳光が早速攻める第2回。何か言うとネタバレになりそうなので、何も聞かずに聞いてみて欲しい。ちなみに、本当なら第3回をここで推したい気分があるのだけれど、こう、できない理由がね、あったりするのだ。

チーム御在所『ラジオ カグラヤ怪奇探偵団』

天才小学生「神楽菜月」が立ち上げたカグラヤ怪奇探偵団を、精神的・金銭的でも支えるパトロン高校生「穂波明莉」、2人に心酔しきっている下僕女子大生「徳若実希」の3人組。 目指せ!日本いや世界征服!!

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ガルラジにおいて一番掴みどころがないのがこのチーム御在所だと思う。
とにかく設定がフィクションすぎる。この説明文からしておかしい、天才小学生に、超絶お金持ちのパトロンガルラジのおねロリ担当下僕女子大生(最後が酷い言われようだ)の3人チームとは。明莉の父の所持するアパートの一室を丸々事務所として使い、オカルト・心霊・超常現象・UMAといった謎を解明してゆくのが「カグラヤ怪奇探偵団」なのだ!
カグラヤ怪奇探偵団はもともとラジオ抜きで結成されたチームらしく、そういう背景もあってか各チームでも特にラジオ外部で精力的な活動をしているチームでもある。彼女たちにとってはガルラジもまた活動の一環でしかないのだ。ラジオのために集まった富士川や、自身の夢をラジオにとにかく賭けている徳光と比べると、一歩引いているのが御在所の特色とも言えるだろう。


このチームも当然ガルラジ特有のラジオっぽいトークを実現しているのだけれど、こんないかにもフィクションじみたメンツが上手いことラジオをやっているというのが既に面白い。また、アプリ内でのつぶやき(某ツイめいたSNS)で断片的に語られる活動報告なんかもまた面白い。設定からしてそうなのだが、最もラジオの盤外での(媒体がないので語られない)お話を展開しているのが御在所と言えるのではないだろうか。
双葉のやっているコミカライズなんかがある意味一番活きるのが御在所なんじゃないかと思うのだが、一方でその手を使ってこないのが良さであるとも感じる。ラジオだったりつぶやきだったりと断片的な情報からその輪郭を補完していくのがガルラジというコンテンツの楽しみ方の一つだと思っていて、そして御在所は特に空白が多いからこそ、逆に微かに覗くその奇っ怪な世界が魅力的に映るのだ。
一番不思議なチームなのだが、実際あまりに個性的なメンツが繰り広げるラジオは面白おかしいし、様々な「不思議」を薀蓄と共に解説するのも興味深い。内外共にフィクションという要素を最も活かしているのが、チーム御在所なのかもしれない。


ここまで聞いて欲しいおすすめ回:第3回

youtu.be
最年長者・徳若実希、お姉さんでありつつ最近よく食いしんぼうネタで弄ばれるがこのあたりが転換点だったのでは……。しかしカグラヤ怪奇探偵団、常に平常運転なので他のチーム以上にお話的に攻めてくるのかどうかが読めない。ここもラジオが「単なる活動の一環」というこのチームならではの特徴かも。

ガルラジのストーリーを楽しむ上でのノベルのススメ

さて、ここまでガルラジの各チームの魅力を語ってきたのだが、この作品をキャラクターコンテンツとしてより楽しむために外せないのが、このノベライズである。

ch.nicovideo.jp


現在ニコニコチャンネルにて、プロローグ+各チームの結成ストーリーの6話が公開されている。
第1回放送の周辺で、一体彼女たちがどのように日々を過ごし、ラジオの放送に臨んだのか。ガルラジの基本コンテンツがリアリティを重視した断片的な情報中心であるからこそ、ノベルという媒体でカチッと「キャラクターとして」語られることで、その立体感がグッと増す。詳細はひとまず置いておくが各チームを越えた関係が語られることもあり、ガルラジが今後どういった手で我々を楽しませてくれるのか、その期待がますます高まってゆく。
ラジオという媒体を通じて紡がれていく少女たちの日々の物語。ひとまずの終着点である第六回目を目前にし、それが一体どのように展開していくのか、ますます目が離せない。

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magazinewalker.jp
ちなみに、ガルラジのノベルは「電撃G's magazine」にて連載中。月額制サービスのマガジンwalkerで読めると知ったのでひとまず導入してみたが、電撃マオウの双葉のコミカライズがチェックできるのも含めて、ガルラジのオタクにはわりとオススメできそう。ムーが読めるのも御在所ファンには嬉しいかもしれませんね!

[FiiO]RC-BT

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そういえばガールズ ラジオ デイズ オタク デイズのために手持ちのSE215をワイヤレス化したのだけれど、少々の不安定さと接続の煩わしさとトレードオフスマホに線が繋がっている煩わしさから開放されたので、ガルラジ スマホ オタク デイズを生きる皆様にはワイヤレス結構オススメです。という取って付けたような紹介。