各々の会場でコンセプトを掲げたシンデレラガールズ7thライブツアー。
幕張に続いての名古屋では『Funky Dancing!』と銘打たれ、一体どんなものが飛び出すのかと楽しみにしていたが、非常にダンサブルな楽曲が並びサプライズもありの楽しいライブだった。
今回は2日とも現地で観られたので、その感想を書いていこうと思う。
出演者
大橋彩香(島村卯月役)/ 藍原ことみ(一ノ瀬志希役)/ 五十嵐裕美(双葉杏役)/ 大空直美(緒方智絵里役)/ 大坪由佳(三村かな子役)/
髙野麻美(宮本フレデリカ役)/ 立花理香(小早川紗枝役)/ 中島由貴(乙倉悠貴役)/ 藤本彩花(棟方愛海役)/ 福原綾香(渋谷凛役)/ 青木志貴(二宮飛鳥役)/
飯田友子(速水奏役)/ 小市眞琴(結城晴役)/ 洲崎綾(新田美波役)/ 鈴木みのり(藤原肇役)/ 高橋花林(森久保乃々役)/ 田辺留依(荒木比奈役)/
長島光那(上条春菜役)/ 原田彩楓(三船美優役)/ 松井恵理子(神谷奈緒役)/ 原紗友里(本田未央役)/ 金子有希(高森藍子役)/ 鈴木絵理(堀裕子役)/
高田憂希(依田芳乃役)/ のぐちゆり(及川雫役)/ 深川芹亜(喜多日菜子役)/ 松嵜麗(諸星きらり役)/ 杜野まこ(姫川友紀役)/ 安野希世乃(木村夏樹役)/
山下七海(大槻唯役)/ 山本希望(城ヶ崎莉嘉役)/ 佳村はるか(城ヶ崎美嘉役)/ 和氣あず未(片桐早苗役)<ゲスト出演>
生田輝(ナターリア役)/ 花谷麻妃(遊佐こずえ役)
セットリスト(一日目)
- ミラーボール・ラブ(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
- Tulip(藍原ことみ、飯田友子、鈴木絵理、高野麻美、のぐちゆり、佳村はるか、和氣あず未)
- ミツボシ☆☆★ -Happily Ever After Remix-(原紗友里)
- ショコラ・ティアラ -Before Sunrise Remix-(五十嵐裕美、大空直美、大坪由佳)
- 輝く世界の魔法 -Magical Step Forward Remix-(高田憂希、高橋花林、田辺留依、中島由貴、藤本彩花)
- Nothing but You(小市眞琴、洲崎綾、鈴木みのり、原田彩楓、松井恵理子)
- PROUST EFFECT(藍原ことみ、飯田友子、佳村はるか)
- 未完成の歴史(青木志貴、鈴木みのり、安野希世乃)
- Flip Flop 〜For SS3A rearrange Mix〜(五十嵐裕美、大坪由佳、金子有希、小市眞琴、立花理香、田辺留依、長島光那、深川芹亜、山下七海)
- モーレツ★世直しギルティ!(鈴木絵理、のぐちゆり、和氣あず未)
- イリュージョニスタ!(大坪由佳、大橋彩香、中島由貴、原田彩楓、深川芹亜、福原綾香、藤本彩花、杜野まこ、山下七海、山本希望)
- クレイジークレイジー(藍原ことみ、高野麻美)
- Last Kiss(原田彩楓)
- 踊りまくろ☆ダンシング・ナイト(田辺留依、杜野まこ、和氣あず未)
- Nation Blue(大空直美、高田憂希、立花理香、松井恵理子、松嵜麗)
- 夢をのぞいたら(生田輝、花谷麻妃)
- さよならアンドロメダ(高田憂希、高橋花林、立花理香、中島由貴、福原綾香、安野希世乃)
- サニードロップ(山下七海)
- Sunshine See May(鈴木みのり、高田憂希)
- とんでいっちゃいたいの(藍原ことみ、大坪由佳、高野麻美)
- 青空エール(大空直美、大橋彩香、小市眞琴、鈴木みのり、原田彩楓、深川芹亜、藤本彩花、松嵜麗、佳村はるか)
- バベル(藍原ことみ、青木志貴)
- Secret Daybreak(飯田友子、洲崎綾)
- Needle Light(田辺留依、長島光那)
- Neo Beautiful Pain(松井恵理子)
- メッセージ -Future PicoPico Remix-(大橋彩香、原紗友里、福原綾香)
- リトルリドル(青木志貴、五十嵐裕美、高橋花林、中島由貴、山本希望)
- スパイスパラダイス(大橋彩香、金子有希、原紗友里、福原綾香)
- 無重力シャトル(五十嵐裕美、大空直美、金子有希、洲崎綾、立花理香、長島光那、原紗友里、松嵜麗、杜野まこ、安野希世乃、山本希望、佳村はるか)
- EZ DO DANCE(藍原ことみ、青木志貴、飯田友子、大坪由佳、小市眞琴、鈴木みのり、高田憂希、高野麻美、田辺留依、原田彩楓、深川芹亜、福原綾香、藤本彩花、松井恵理子、山下七海、和氣あず未、ゲスト:DJ KOO)
- Yes! Party Time!!(五十嵐裕美、大空直美、大橋彩香、金子有希、鈴木絵理、洲崎綾、高橋花林、立花理香、長島光那、中島由貴、のぐちゆり、原紗友里、松嵜麗、杜野まこ、安野希世乃、山本希望、佳村はるか、ゲスト:DJ KOO)
- Stage Bye Stage(藍原ことみ、青木志貴、飯田友子、五十嵐裕美、大空直美、大坪由佳、大橋彩香、金子有希、小市眞琴、洲崎綾、鈴木絵理、鈴木みのり、高田憂希、高野麻美、高橋花林、立花理香、田辺留依、長島光那、中島由貴、のぐちゆり、原紗友里、原田彩楓、深川芹亜、福原綾香、藤本彩花、松井恵理子、松嵜麗、杜野まこ、安野希世乃、山下七海、山本希望、佳村はるか、和氣あず未)
セットリスト(二日目)
- ミラーボール・ラブ(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
- Tulip(藍原ことみ、飯田友子、鈴木絵理、髙野麻美、のぐちゆり、佳村はるか、和氣あず未)
- Dear My Dreamers(杜野まこ)
- 空想探査計画(のぐちゆり、松嵜麗、安野希世乃)
- 輝く世界の魔法 -Magical Step Forward Remix-(高田憂希、高橋花林、田辺留依、中島由貴、藤本彩花)
- Nothing but You(小市眞琴、洲崎綾、鈴木みのり、原田彩楓、松井恵理子)
- Can't Stop!!(鈴木絵理、のぐちゆり、和氣あず未)
- 未完成の歴史(青木志貴、鈴木みのり、安野希世乃)
- Flip Flop ~For SS3A rearrange Mix~(五十嵐裕美、大坪由佳、金子有希、小市眞琴、立花理香、田辺留依、長島光那、深川芹亜、山下七海)
- Hotel Moonside(飯田友子、高野麻美)
- イリュージョニスタ!(大坪由佳、大橋彩香、中島由貴、原田彩楓、深川芹亜、福原綾香、藤本彩花、杜野まこ、山下七海、山本希望)
- クレイジークレイジー(藍原ことみ、高野麻美)
- 反逆的同一性 -Rebellion Identity-(青木志貴)
- NUDIE★(山下七海、山本希望、佳村はるか)
- Nation Blue(大空直美、高田憂希、立花理香、松井恵理子、松嵜麗)
- 夢をのぞいたら(生田輝、花谷麻妃)
- さよならアンドロメダ(高田憂希、高橋花林、立花理香、中島由貴、福原綾香、安野希世乃)
- ヴィーナスシンドローム(洲崎綾)
- Sunshine See May(鈴木みのり、高田憂希)
- もりのくにから(高橋花林)
- 青空エール(大空直美、大橋彩香、小市眞琴、鈴木みのり、原田彩楓、深川芹亜、藤本彩花、松嵜麗、佳村はるか)
- バベル(藍原ことみ、青木志貴)
- Secret Daybreak(飯田友子、洲崎綾)
- Needle Light(田辺留依、長島光那)
- メッセージ-Future PicoPico Remix-(大橋彩香、原紗友里、福原綾香)
- 2nd SIDE(金子有希、小市眞琴、鈴木絵理、長島光那、深川芹亜、藤本彩花、松井恵理子)
- リトルリドル(青木志貴、五十嵐裕美、高橋花林、中島由貴、山本希望)
- スパイスパラダイス(大橋彩香、金子有希、原紗友里、福原綾香)
- 無重力シャトル(五十嵐裕美、大空直美、金子有希、洲崎綾、立花理香、長島光那、原紗友里、松嵜麗、杜野まこ、安野希世乃、山本希望、佳村はるか)
- EZ DO DANCE(藍原ことみ、青木志貴、飯田友子、大坪由佳、小市眞琴、鈴木みのり、高田憂希、高野麻美、田辺留依、原田彩楓、深川芹亜、福原綾香、藤本彩花、松井恵理子、山下七海、和氣あず未、ゲスト:DJ KOO)
- Yes! Party Time!!(五十嵐裕美、大空直美、大橋彩香、金子有希、洲崎綾、鈴木絵理、高橋花林、立花理香、長島光那、中島由貴、のぐちゆり、原紗友里、松嵜麗、杜野まこ、安野希世乃、山本希望、佳村はるか、ゲスト:DJ KOO)
- Stage Bye Stage(藍原ことみ、青木志貴、飯田友子、五十嵐裕美、大空直美、大坪由佳、大橋彩香、金子有希、小市眞琴、鈴木絵理、鈴木みのり、洲崎綾、高田憂希、高野麻美、高橋花林、立花理香、田辺留依、長島光那、中島由貴、のぐちゆり、原紗友里、原田彩楓、深川芹亜、福原綾香、藤本彩花、松井恵理子、松嵜麗、杜野まこ、安野希世乃、山下七海、山本希望、佳村はるか、和氣あず未)
感想
いきなり反省になるのだが「今回はお金をケチって1日目高速バスを使ったことで渋滞に巻き込まれて90分も遅れての名古屋着」+「2日目単純に寝坊したら思いの外ナゴヤドームへの到着がギリギリどころかちょっと遅刻した」ということで同行者以外誰とも話さず、ほとんど観光もせず、挙げ句会場の装飾もほとんど見れないことになってしまった。大阪も現地に行くはずなので反省を活かしたい……。
さて、会場に入ると告知されていた通りのセンター円形ステージが物珍しい。中央から四方にはサイドステージが伸びており、あと中央にでかいミラーボールがある。私は一日目アリーナ、二日目スタンドだったのだが、どちらも同じサイドステージの近くだった。今回の会場を眺めると「最もいい席」というものが存在せず、かわりに「そこそこいい席」が多くあるという印象。何故かというと私のように、特定ステージは見やすいけれど他が見えないというパターンがかなりあったのではないかなと思う。そしてこれは自分の眼の問題でもあるのだが、各ステージにバラけて演者が立つことがあるのでモニターを見つつ判別しようとしてもどこに誰がいるのか、髪色などで目立たないと結構見失ったりよくわからなかったりしがち……。
また、アリーナで見ていた時はサイドステージの位置的に全然違う方向を向くことがあるのだけれど、耳の向きで上手くスピーカーの音楽が聞こえないことがあったのがネックで、これは去年のナゴドのときも同じことを思った。あと良し悪しなのだけれど、近いステージを見るにしてもわたしの位置からだとひたすら演者の後方を眺めることになる。
逆にスタンドはそこそこ前だったこともあり、間近のサイドステージもわりと見え、照明の演出もよくわかり、音もアリーナより聞きやすかった。臨場感は流石にアリーナに軍配だが、総合だとスタンドのほうが良かったかもしれない。難点でいうと円形ステージ上方に設置されていたモニターが最も近かったのだが、角度がついている部分だったせいで結構見にくかったこと。
つらつらとステージのことを書いていたらどうも不満点ばかり並べてしまったが、2日ともそれなりの席だったのでこれは会場の仕組みの恩恵をかなり受けたなという印象だ。実験的な配置で良し悪しがあったように思う。
個別衣装ならばもっと見やすかったのかも……と思うは思うのだが、それはそうと今回の共通衣装は今までとは一線を画す非常にスポーティーな衣装で、正直いってめちゃめちゃに良かった。いや大橋彩香さんに似合いすぎませんか今回の衣装? めっちゃかっこかわいかったな……。
曲の話をしていく。今回はブロックごとの特色や流れがきっちりと存在するというよりは、各ブロックそのものにまとまりがあり、最初にアゲていろいろやって最後にまたアゲる、みたいなブロックが連なっていたなーという印象がある。各ブロックの合間にはBreak Timeが設けられ、MCと一緒に毎回演者観客全員で水分補給をする流れが設けられていた。MCの分量的にもなかなか良いバランスだったと思う。
まず一日目、新曲ダンス・チューン『ミラーボール・ラブ』で今回のカラーの意思表示をした後は、とも人気曲の『Tulip』をいきなりぶつける。更に『ミツボシ☆☆★ -Happily Ever After Remix-』『ショコラ・ティアラ -Before Sunrise Remix-』『輝く世界の魔法 -Magical Step Forward Remix-』と、SS3A以来だったり初だったりというリミックス祭り。クラブミュージックで盛り上がるだけではなく『Nothing but You』『未完成の歴史』といったカッコよく決める曲も配置。多様性がありながらも陶酔させるタイプの楽曲を詰め込んできている感じだ。
演出で目を引いたのは次ブロックの『モーレツ★世直しギルティ!』で、既におなじみとなった盛り上げ曲だがセクシーギルティの3人が通路を駆け回る姿がモニターに映され、一味違った躍動感があった。3人が上着をはだけるというセクシーなサービスもあり、なるほど、このための上着……。続く『イリュージョニスタ!』も大好きな曲なので楽しく、案外珍しいビッグバンド調なアレンジがこの位置のよいアクセントとなっていた。
次ブロック開幕のキラーチューン『クレイジークレイジー』の前には、キラキラと反射する眩しい衣装に身を包んだダンサーさんが、それに負けないぐらい綺羅びやかなダンスで会場を魅了する。暗転して前奏が流れガラリと空気が変わるその演出はこの曲の「映画」と「現実」みたいな2つの世界を思わせる。更にアッサムも「泣いちゃってるんだ」を感情優先で情感たっぷりに歌うものだから元々好きな曲だったけれどかなりやられてしまった。ちょっと珍しい人選の『Nation Blue』などをはさみつつ、続いて登場したのは今回ゲストのナターリア役生田輝さん、遊佐こずえ役の花谷麻妃さん。総選挙曲の『夢をのぞいたら』と共にお約束のスターリースカイ・ブライト衣装で登場した2人が、ステージをゆっくりと歩きながら歌うその姿はとても微笑ましくて、私も感動してしまった。とはいえ実はここで覚えているのは自分よりも周囲のことで、目の前がこずえちゃんの法被をきている方だったのでそれはもう号泣していて。披露後のMCではのじょ(山本さん)もここで感極まってタオルで涙を拭いながら「いいから続けて」と限界な様子を見せており、ああまたこの瞬間が、様々な人にとってのずっと待ち望んだ悲願だったのだなあととても実感した。こういう嬉しい瞬間をもっともっと重ねていきたいね。
次のブロックでは唯ちゃんの新曲『サニードロップ』に、今回の構成ではちょっと目を引く山紫水明のゆったりとした『Sunshine See May』、三度目の夏を過ぎてついにオリメン披露の『とんでいっちゃいたいの』とポップな曲が並ぶ。個人的にもとてもオシャレで大好きな曲揃いでここはかなり嬉しいポイントだったのだが、続いて負けないぐらい良かったのが『青空エール』だ。ここで晴役の小市さんにも触れるが、今回もっとも印象に残ったキャストのうちの一人。開演から「ダンスと言えば俺」と心強い宣言を決めたところから、今日小市さんを一番に見に来ている人はどれほど心強いだろうと感服してしまった。この青空エールでもバッチバチに会場を盛り上げつつ、サッカーボールを蹴るジェスチャーでファンサービス。丁度私のいた席で小市さんをよく見た(髪色が明るいので判別もしやすい)のだけれど、やっぱり動きのキレが凄まじい。それも素人目だが、スタイリッシュな方向というよりはとにかく腕の振り一つとっても勢いがすごい。「ローティーンのガムシャラさ」みたいなものをダンス演技に感じてしまい、いやカッコいいな~というのが素直にある。今回のイケメンキャスト三国志は飯田派安野派とかなり非常に悩ましいのだけれど、私は小市派かも……。
続いて再びの長尺ダンス演出からの初披露『バベル』だが、曲もさることながら手を繋いだり背中合わせになったりとビジュアルの良い2人がガンガン絡むものだから会場が湧く湧く。と気を取られているとデウ・アウローラのサプライズ新曲『Secret Daybreak』が飛んでくるから大変だ。アイドル・グループのイメージにピッタリのカッコいいクール曲で、サビでは全く違う主旋律を歌うハーモニーが素晴らしい。それぞれ逆方向のサイドステージで歌っていたのだけれど、モニターの演出では向かい合ってそれぞれ歌っているかのように映像が重ねられていたのも良かった。さらに負けじとサイバーグラスも『Needle Light』というサイバーでゴリッゴリなダンスナンバーで対抗。ユニットということでメガネをかけてステージにあがるるいるい(田辺さん)が新鮮だ! 『Neo Beautiful Pain』はもはや言わずもがな、円形ステージということでぐるりと鮮やかに回転していたまつえり(松井さん)は今回も無敵だった。『メッセージ-Future PicoPico Remix-』もSS3A以来の披露。わたしはアニメから入ったのでメッセージをニュージェネの三人が歌っていると……嬉しい!!
強烈なブロックを終えての最終ブロックは満を持して登場した『リトルリドル』などとラストらしく盛り上がる曲が並ぶ。『スパイスパラダイス』もコール盛りだくさん、会場もオレンジ色に大盛りあがりだったが……はっしー(大橋さん)の話してもいい? いいよ。全部の出番がマジで可愛すぎてびっくりしちゃったし毎回心臓止まるかと思った……ホットチリ~ってこんなに可愛い響きのスパイスだったんですね……知らんかった……。ファンキーなダンシングなのでそこまで島村卯月役のはっしーが目立つことは無かったんだけれど、メッセージとスパイスパラダイスだけで担当ポイント2億点ぐらい稼いじゃいました。以上です。
前回から続投の『無重力シャトル』でも盛り上がり……とここでシンデレラでは聞き慣れない前奏が。首を傾げているとなんとスペシャルサプライズゲストのDJ KOOが!? イマイチ頭が追いつかないまま始まる『EZ DO DANCE』でおそらく他も追いついてないだろうが否応なしに会場が暖められていく。更にここでいよいよ投下される『Yes! Party Time!!』だがここでもDJ KOOがDJとして会場を煽り、もはや定番のはずが一味違う『Yes! Party Time!!』が繰り広げられる。「アイマス最KOO!」と発せられる度に叫び声が上がってマジで面白い。Pがどうすると喜ぶのか把握している……。興奮冷めやらぬまま『Stage Bye Stage』にて熱狂に包まれつつ本編は終了した。
ここでアンコールの間に衣装変更があったのだが、そこを繋いでくれたのがDJぴにゃ。DJのことはよくわからないがなんだかクールっぽい曲の繋ぎでクールだぜ! いい感じに踊っていたらあっという間にアンコール曲の披露だったので有り難いぜ。『TRUE COLORS』に『お願い!シンデレラ』のお決まりの流れで一日目は幕を閉じた。
さて二日目、被る曲は記憶もかぶりがちなので大体割愛していこうと思う。『Tulip』から『Dear My Dreamers』と力強く開始された第一ブロックだが、『空想探査計画』は予想外の選曲の嬉しさがあった。「煽り師匠」なる呼び方をされていたれいちゃま(松嵜さん)の力もあってか、会場全体がラララの大合唱で非常に一体感のある仕上がりとなっており、ここでも予想外の良さが。
続いてのブロックの今回もジュリ扇が振り回される『Can't Stop!!』やダンスナンバーとして非常に名高い『Hotel Moonside』と変更も納得の選曲。飯田氏はこちら側のステージだったのだが、相変わらず圧倒的なイケメンっぷりで惚れ惚れしてしまった。
続いてのブロックでは飛鳥新曲の『反逆的同一性 -Rebellion Identity-』が。相変わらず声のみならず見た目でも非常に二次元的なインパクトのあるしきくん(青木さん)だったが、後のMCでは「仲間が増えたからできた曲」と涙ながらに語っていたのが非常に心を打たれてしまい、いままでの歩みみたいなものに思いを馳せてしまった。
次ブロックの『さよならアンドロメダ』は前日からの続投だが、一日目は曲に身を預けてふわふわとしているところ二日目はせっかく表示されているのでと歌詞を眺めていた。この曲は夜空を思わせる照明の演出がいつも非常に美しい曲なのだが、改めて歌詞世界に没入するとこの光景がより一層切なく美しく見えるようでもあり、これはこれで非常に贅沢だ……。
世界観でいうと負けず劣らずのものを見せてくれたのが次ブロックの『もりのくにから』だろうか。半分以上を語りで構成されたようなこの曲は、メロディを歌うのとはまた違った難しさがありそうだが、その世界観を見事に高橋さんは演じきっていた。森久保の歩みや成長を受け止めた多くの会場Pからも嗚咽が聞こえてきたし、これもまた非常に感動的な初ソロ披露のシーンとして目に焼き付いている。MCでふーりん(福原さん)が涙を流していており、初めてラジオで一緒になった乃々がここまで立派に……と感激する姿にも思わずもらい泣きをしそうになった。本当に様々な笑顔や涙で彩られたステージだなあと思う。
二日目の曲で他に嬉しかったのは続いてのブロックのラストを飾った『2nd SIDE』、これも奈緒としては早苗さん同様2日続けての別曲披露となるが、これもまた踊れて大好きな曲なので大喜びしてしまった。後にTwitterを見て気づいたのだが、メンバーのイメージカラーが丁度虹色になっているというのもにくい演出。今回もまた虹色に染まる会場がとても素晴らしい光景だった。
昨日と同じ流れでまた『EZ DO DANCE』が披露され、今回は把握していたので昨日よりもまっすぐに盛り上がることもでき――その一方で昨日のような『アイマス最高!』が飛んでこない。そして次のアンコール前のちひろさんの案内でも「今日は疲れたみなさんも踊ってください」などというもので、このあたりで確信に変わったが案の定、DJゾーンでDJ KOOが再登場! 選曲に関しては昨日と確か同様のものだったはずだが、実際にJ POPのレジェンドが煽る姿に会場も今日一番ではという狂乱状態になる。DJ KOOも相変わらず観客が喜びそうなことを把握していて、デレステの画面を掲げつつ「今日から同僚です!」などとファンサービスを忘れない。更にまさかのTRFメドレーまで発展し、私も世代直下というわけではないがあの90年代のポップミュージックの熱風を感じて非常に楽しくなってしまった。『survival dAnce』の集団の一体感に完全に飲まれながら何か大きなうねりのようなものに完全にヤラれてしまった……。宿に戻ってから思わず聞いていたが、TRFのヒットソング、いい曲だな……。
昨日以上に燃え尽きたわけだったが、その後の告知でCM発売の発表、そしてあの『オウムアムアに幸運を』である。ボイス実装が決まった的場梨沙さん、本当におめでとうございます。的場さんは総選挙を惜しくも逃した立場ということで、このボイス実装を受けてかなり総選挙とボイスのかなり微妙な関係がまたいろいろあったりもするかもしれないけれど、私もわずかながら票を投じていたこともあってとても嬉しく思います。こうして新たな一手に抜擢、その中でも最もサプライズという形の爆弾として選ばれたのは彼女の現在の存在感あってこそでしか成し得ないものでしょう。この6分映像も宿に戻って見て、非常に色々と面白い映像だなと思うのでここで書こうかなとも思ったのだけれど、思ったよりライブ感想だけで長くなっちゃったので今回はやめておこうかなと思う。まだ一般公開はされていないし……。それはそうとAmazon有料版、まつえりとことみんのトークが面白かったし浅貝さんの初コメントなんかもあるのでおすすめですよ。

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個人的には慌ただしいライブとなったが、コンセプトを定めた面白さをしっかりと感じられたし、いろいろと楽しめたライブだった。一方でソロ曲披露無しのアイドルも何人かおり、曲の偏りというのもやはり感じた。『Can't Stop!!』『2nd SIDE』をこのテーマでやるのは絶対に正しかったと思うが、そこのバランスは難しかったなとも思う。個人的にも『銀のイルカと熱い風』『花簪 HANAKANZASHI』『cherry*merry*cherry』などは今日のセットでも面白かったかなーと思う好きな曲だったりもする。担当視点としては島村卯月担当Pのわたしは前述の通り局所的に2億点を叩き出してニコニコでしたが……。
場所によっては絶対見れないステージの構成含め、たしかに「このアイドルの活躍を絶対に見たい!」という姿勢で望んだ方の中には残念さが残るのも当然かなという気持ちもある。実験的な試みも多かったので、次に活かして貰えると嬉しいなとも思った。とはいえ何にせよ、続いての大阪への期待が高まったライブであることは間違えない。絶対に生演奏でPaletteも聞きてえし大阪行くぞ……!
これは名古屋からバスで帰ってきた時の東京駅。

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