日陰の小道

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アニメ『BLUE REFLECTION RAY / 澪』における、ロックバンド・The Smiths要素の解説と考察〈1〉(第1話~第3話)

『BLUE REFLECTION RAY / 澪』(以下、ブルリフ)、今期わたしイチオシのアニメです!
思春期の少女たちの繊細な感情を情緒たっぷりに表現した演出、変身ヒロイン的な迫力のあるアクション……などなど本作品の魅力は数多くあります。
www.bluereflection-ray.com

youtu.be
OP、好きだな~。


さてそんな中、個人的に極めてこの作品に惹かれてしまうのはなんといっても、各話サブタイトルにThe Smithsの楽曲タイトルが用いられているっぽい(今のところソースはありませんが……)ということなのです。
ザ・スミス、好きなバンドなんですよ。


ソースはないのですが、流石に「心に茨を持つ少女」The Smithsでしかないだろ! と思います(The Smithsには「心に茨を持つ少年」という有名な邦題の楽曲があります)
6話の予告ツイートでタイトルを見たときに「おっ」と思って他のサブタイトルを見直したのですが、どうにも他のタイトルにもThe Smithsのオマージュが仕込まれているのではないか……とだんだん感じてきました。


バンドの方の解説も簡単にしておきます。
The Smiths(以下、スミス)は、80年代のイギリスで活躍した伝説的バンドです。日本においてビートルズとかクイーンなどぐらい名前が知られているかというとそうではありませんが、UKロックファンならば知らない人はいないレベルのバンドではないでしょうか。
キャッチーかつメロディアスなポップセンス溢れる楽曲。そして、そのメロディーに乗せたモリッシーの書く歌詞。彼のシニカルなユーモアや、弱者への慈しみに満ちた繊細な歌詞によって生み出された世界観は、多くの人々を虜にしました。


わたしも好きなバンドは数多くありますが、歌詞を読んで「これ、アタシだ……」と思ってしまうぐらいに歌詞が刺さるバンドってそうそういません。「これを考えていたのは自分だけだと思っていたけど、こんな歌を歌っている人もいるんだ」てな感じでしょうか。わたしにとってスミスはそういう衝撃を受けたいくつかのバンドのうちの一つでした。
スミスの世界観は世間に馴染めないような少年少女(のような心を持つ人々)を魅了してきましたが、ブルリフがそういう姿勢を持つロックバンドの曲を持ってきたところに、この作品がどういうお話を描こうとしているのか、なんてことをつい感じ取ってしまいます。


さて、この記事はスミスを絡めつつ、オマージュ元と思われる楽曲の紹介だったり、あと楽曲を絡めてブルリフのちょっとした読解だったり考察だったりという名のこじつけをしてみようかなという内容になります。



先程歌詞の素晴らしさに軽く触れておいてなんなんですが、大変申し訳無いことに恥ずかしながらわたしの英語力はかなり低く、歌詞の持つ詩情だったりちゃんとした解釈だったりがほとんど把握できていないのが正直なところだと思います。
前述の通りスミスは熱狂的なファンが大変多いバンドで、半端な事を言うと刺されそうです。またブルリフに関してもまだ以前発売されたゲームなどプレイしていない状況なので、「中途半端なファンがやる内容か!?」と叱られると返す言葉もありません。


とはいえ残念なことに、どうやらあまりにも両者のファン層が被らないため、現状ブルリフとスミスの両方に関していろいろ話している方をあまり見つけられず「であれば、自分でやるしかないか……!」ということで僭越ながら書かせていただきます。深夜アニメとUKロックが好きな方はぜひぜひブルリフを見ましょう。
それでは、よろしくお願いします。

第1話 消えない光(There Is A Light That Never Goes Out)

このタイトルは『There Is A Light That Never Goes Out』からでしょうか。
直訳すると「そこにあるけして消えない光」という感じですね。


3rdアルバムThe Queen Is Dead』に収録されています。


genius.com


『There Is A Light That Never Goes Out』はスミスの楽曲の中でもトップクラスに人気の楽曲です。Spotifyの再生数を見ても『This Charming Man』などの数曲と並んで文字通り桁違いの再生数であることからも、その人気が伺えますね。実を言うとわたしも一番好きな曲です。
アニメの顔たる第1話であの名曲『There Is A Light That Never Goes Out』を持ってくるとは! と思うと正直ニヤリとしてしまいます。わたしがアニメを作ることになってスミスの曲から拝借しようと思っても、絶対に第1話か最終話に持ってくると思いますし、そういう曲だと思います。


『There Is A Light That Never Goes Out』の良さはなんと言ってもその美しさでしょうか。退廃的で、儚くて、それでいて美しい、スミスの真骨頂みたいな曲です。
歌詞では自分の家に居場所を見いだせず、「今夜連れ出して欲しい」「ここから逃げ出したい」と願う主人公の心情が語られます。

Take me out tonight
Where there's music and there's people
Who are young and alive
Driving in your car
I never never want to go home
Because I haven't got one anymore

(There Is A Light That Never Goes Out / The Smiths


曲のことを考えながらアニメを見ていたのですが、ここで一つ話をしたいアニメのシーンがあります。瑠夏のいる部屋に窓から侵入してくる陽桜莉のシーン、なんだかいいなと思ったんですよね。
これは「連れ出す」ではなく「入ってくる」シーンなのですが、でも「家から連れ出してもらう」シーンを想像すると、家の窓からこっそりと出ていく、なんてベタじゃないですか。孤独を感じている瑠夏にとって陽桜莉は歌詞に登場する、救いの手を差し伸べてくれるはずの「あなた」なのかな、なんて考えてしまいます。
陽桜莉もただ明るいだけの子というわけでもないので、ひょっとしたら逆のこともあるかもしれませんが。


門限を過ぎてしまい、こっそり相部屋に戻ろうとする陽桜莉と瑠夏は衝撃的な出会いを果たす。
『BLUE REFLECTION RAY / 澪』第1話より


曲の主人公は家から抜け出したいと願っているわけなのですが、アニメ第1話でも家出の話題が登場しています。失踪した少女の噂話で、軽薄な風に「どうせ家出じゃないの?」などと語られるシーンですね。こう語る本人は、ちょっとした不満があっても、家出をするなんて本気で考えなさそうですけどね。
一方、このシーンで”羨ましい”とされた裕福な家庭で暮らす都は、実は家に居心地の悪さを感じており、誰にも言えない悩みを抱えています。都の心境は、『There Is A Light That Never Goes Out』で描かれた主人公の想いと重なる部分を感じさせます。


都(中央)とクラスメイトの会話シーン。
『BLUE REFLECTION RAY / 澪』第1話より


『There Is A Light That Never Goes Out』の歌詞を聞いているといくつか光にまつわる情景が浮かんできます。誰にも気づかれることなく逃避できる夜の闇。家から連れ出してくれる君の車の暖かな光。自分たちを轢き殺してくれそうな眩いバスの光。ふいにチャンスが訪れるも踏み出せない暗い地下道。いろいろな形の「光」があります。
曲のアウトロで何度も何度も歌われるタイトルの「消えない光」とは何なのでしょうか? 歌詞の中ではこの「光」が何を指しているのかということははっきりとは語られません。
ここでは光がポジティブなものとして扱われているのか、それともネガティブなのかも受け手の解釈が分かれるところではないでしょうか。

There is a light that never goes out
There is a light that never goes out
There is a light that never goes out
There is a light that never goes out…

(There Is A Light That Never Goes Out / The Smiths


「光」というモチーフはブルリフのアニメ内でも大きな意味を持っていそうな雰囲気があります。タイトルからし「REFLECTION」「RAY」という光に関するワードですしね。陽桜莉が変身することになった「リフレクター」とは一体なんなのでしょうか。サブタイトルの方の『消えない光』が今後の展開でどのような意味を持っていくのかも、とても楽しみにしています。


あと一つ、さらに与太話になってしまうのですが、一個ちょっと気になるシーンがあったので触れておきます。


『BLUE REFLECTION RAY / 澪』第1話より


マーくんといえば……ザ・スミスのギタリスト、ジョニー・マー!?(ではない)
The Smithsの歌詞の世界を作り上げたロックスターがモリッシー(作詞担当・ボーカル)であるならば、そのサウンドの核となったもうひとりのカリスマといえる存在がジョニー・マー(作曲担当・ギター)です。彼のメロディアスでありながらあくまで脇役に徹するギタープレイによって、スミス独自のサウンドの魅力が生まれています。
流石にアニメ本編では特に重要なシーンではないのですが、多分この記事ではモリッシーの歌詞の話がどちらかというとメインにならざるをえないと思うので、せっかくなので触れておこうかなということで……。

第2話 友、一人もなく(Never Had No One Ever)

このタイトルは『Never Had No One Ever』からでしょうか。
直訳すると「今まで誰一人得ることができなかった」って感じですかね。


第1話に続き3rdアルバムThe Queen Is Dead』に収録されています。


genius.com


とにかく孤独である苦しみをひたすら歌う曲です。慟哭を感じさせるかのようなモリッシーの鬼気迫る歌唱が胸に迫りますね。曲を聞いていると、畳み掛けるような言葉の連続でドラマチックなシーンを作るのが本当に上手いなと感服してしまいますね。

I had a really bad dream
It lasted 20 years, 7 months, and 27 days
I never, I'm alone, and I
Never, ever oh ... had no one ever

(Never Had No One Ever / The Smiths


曲の主人公は仲良くなりたい相手でしょうか、「あなた」の家の前まで来ているのですが、けして中に入ることはできません。

Now I'm outside your house
I'm alone
And I'm outside your house
I hate to intrude ...
Oh, Alone, I'm Alone, I'm Alone, I'm Alone
I'm Alone
I'm Alone

(Never Had No One Ever / The Smiths


さて、曲同様アニメでも多くの主要人物が孤独を抱えていることを感じさせる回です。
やはり、まずは瑠夏でしょうか。自分の感情を上手く伝えたり、相手に合わせることができない瑠夏はなかなか理解されることなく、その孤独に苦しんでいます。瑠夏と都が会話するシーンがあるのですが、そこでも瑠夏はなかなか上手くコミュニケーションができません。


瑠夏の様子に都は呆れ返ってしまう。
(『BLUE REFLECTION RAY / 澪』第2話より)


都は瑠夏を「他人に興味がない」と評しますが、瑠夏の本心はそうではないでしょう。”人との繋がり方”なんて直球のタイトルの本を読んでみたりと彼女なりの努力をしようとはしているのですが、他人と近づくための方法がわからずに、なかなか一歩踏み出すことができません。まさに「家の前にいるけれど入れない状態」という感じです。
とはいえ、ひとまず瑠夏のそばには今は陽桜莉がいます。瑠夏は陽桜莉に誘われるがままに陽桜莉の元いた家を訪れ、そこで二人は言葉を交わします。この時瑠夏は「あなたの家の扉の前にいる(I'm outside your house)」状態ではなく、「孤独(I'm Alone)」から少し抜け出せた、と言えるのではないでしょうか。


陽桜莉の住んでいた部屋に招かれた瑠夏。
(『BLUE REFLECTION RAY / 澪』第2話より)


一方、むしろこのエピソードで本当に孤独に追い詰められてしまうのは都の方で、彼女もまた瑠夏同様に苦悩を抱えています。家でショッキングな出来事に遭遇したせいで何もかもに嫌気が差した彼女は、雨の中傘も持たずにその家を飛び出します。


自暴自棄になり、踏切にたどり着く都。
『BLUE REFLECTION RAY / 澪』第2話より


少々飛躍しますが、光に惹かれるように電車に飛び込もうとするシーンでつい1話タイトルになった『There Is A Light That Never Goes Out』のことを思い出してしまいます。この曲では主人公の”幸福”として、愛する「あなた」と二人一緒にバスやトラックに轢かれて死ぬことが登場しています。

And if a double-decker bus
Crashes into us
To die by your side
Is such a heavenly way to die
And if a ten ton truck
Kills the both of us
To die by your side
Well the pleasure, the privilege is mine

(There Is A Light That Never Goes Out / The Smiths


再びアニメの話に戻りますが、家を出てからの都は本当に孤独な状態です。『There Is A Light That Never Goes Out』の主人公は「あなた」と2人一緒だから死を幸福なものとして受け取っているわけですが、1人死のうとする都は徹底的に悲しみの中にいます。彼女に必要なのは「死」という逃避の救いよりは、彼女に寄り添ってくれる「誰か」の存在なのでしょう。


タイトルになった『Never Had No One Ever』という曲はその孤独を抱えて終了しますが、アニメでは陽桜莉と瑠夏の交流や、また別のリフレクターの少女百との接触がスタートしたりと、ここから関係が紡がれていきそうな予感もまたするエピソードでした。もちろん、その関係の予感は今はまだ孤独の中にいる都に対しても……。

第3話 本心隠して(I Keep Mine Hidden)

タイトルは『I Keep Mine Hidden』からでしょうか。『Heaven Knows I'm Miserable Now』の意訳なんかもちょっと考えましたが、”Hidden”が入ってる曲のほうがそれっぽいな、と思いました。
直訳すると「自分を隠し通している」てな感じですかね。


ここまでアルバム収録曲でしたが、今回はシングル『Girlfriend In A Coma』のB面曲ということで、ちょっとマイナーです。コンピレーションとかベストアルバムのCDにも収録されていないんじゃないでしょうか?

genius.com

配信では『Compleate』なるベストアルバム?に収録されています。スミスのオリジナルアルバム+コンピレーション8枚組のボックスCDセットが同じ名前で販売してまして、実はわたしがスミスを集めたのはそのセットを購入して、という感じなのですが、そこには収録されていなかったんですよね。配信だけの編集盤という感じでしょうか。


『I Keep Mine Hidden』もタイトル通りの曲で、2分ほどの短さの中でとにかく主人公が本心を開かせない苦しみが吐露されています。一方で「あなた」は当然のように本心を打ち明けることができる、あけっぴろげな人だと語られます。ここではそんな自分の苦しみはわからないような「あなた」に対して、その姿勢を羨む気持ちや、恥じらいなんてお構いなしな様子を憎らしく思うような、そんな複雑な想いを感じさせますね。

I keep mine hidden
But it's so easy for you
Because you let yours flail
Into public view
Oh, oh...

(I Keep Mine Hidden / The Smiths


さて、アニメで本心を隠しているというと誰が該当するでしょう。やはりまずは瑠夏でしょうか。
第3話では彼女の苦悩がより具体的に描かれています。かつてその悲しみに気づくことができたのに、救うことのできなかったクラスメイトの少女。もし声をかけることができていれば、もしかしたら何か変わったのかもしれない――過去を悔やむ瑠夏の想いが痛いほど伝わってきます。


そんな瑠夏と対比されているのが陽桜莉。彼女は都の想いを奪おうとしている謎のリフレクターに相対し、「想いを奪い取らせたりしない」と力強く宣言します。
「本心を隠す」ということがタイトル通り軸になっているこのエピソードですが、リフレクターのみが動けるバトル空間においては相手の想いをある程度感覚的に感じ取ることができるようです。このシチュエーションが非常に効果的に使われていますね。


陽桜莉の強い想いを感じ、自らと比較する瑠夏。
『BLUE REFLECTION RAY / 澪』第3話より


相手を救いたい、しかしその一歩が踏み出せない。ここでの瑠夏は自分への嫌悪に苦しみつつも、救いを待っているよりもむしろ「誰かを救いたい」と思う優しさと強さを持っています。感情の間で苦悩しつつも、彼女はその強い想いによっていよいよリフレクターとして覚醒を遂げます! アニメ3話の山場となるシーンですね。


ここまで使われたスミスの楽曲『There Is A Light That Never Goes Out』『Never Had No One Ever』『I Keep Mine Hidden』の3曲とも、主人公は何も1人で動くことができませんでした。スミスはそうしたナイーブで消極的な主人公に寄り添って、優しく、ときに笑い飛ばすように歌を歌うことでわたしたちの心を動かしていたわけですが、一方でブルリフに登場するリフレクターたる少女たちは、その壁を乗り越えて相手を救う強さを見せています。


オマージュ対象の楽曲と重なるような「厳しい現実でもがく少女」というシチュエーションを感じさせつつも、そこに続く物語として少女たちがその苦しい現実を乗り越えていく様が、このアニメでは描かれているのです。


見事に前へ進んだ瑠夏、それに呼応するかのように、昏睡状態の都もまた精神空間の中で想いを爆発させます。「誰かに私の苦しみを見つけてほしい」そう願う彼女は光へと手を伸ばします。もうひとりの「本心隠した」状態である都も一歩踏み出すことができたのです。


光へと手をのばす都。
『BLUE REFLECTION RAY / 澪』第3話より


光る宝石に例えられた都の想い。ここで再び「想いを奪い取らせたりしない」と宣言し、都を守らんとしていた陽桜莉のことを思い出します。第1話タイトルの『消えない光』というのは、ひとりひとりの持つ想いの尊さを、そしてそんな人の想いを守らんとするリフレクターの少女の決意を、示していたのかもしれません。


無事に想いを守ることができた都は、陽桜莉と瑠夏の見守る部屋で目を覚まします。ここでは2話の瑠夏に続いて都も『Never Had No One Ever』で歌われたような「あなたの家の扉の前にいる(I'm outside your house)」という状態ではありません。更に1話での『There Is A Light That Never Goes Out』で歌われた「(苦しい家から)連れ出してもらう(Take me out tonight)」ことにも結果的に成功しました!


ここまで、瑠夏や都を救うヒーローとしての陽桜莉の姿がありましたが、最後にもう一つ瑠夏から歩み寄りがありました。行方不明の姉を探している陽桜莉なのですが、人助けには積極的な反面、彼女自身のことであまり人を頼ろうとしません。そんな彼女の持つ密かな寂しさに気がつくことのできる瑠夏、という持ちつ持たれつの関係がとてもいいですね。実は陽桜莉もまた、1人の「本心隠して」いた少女だったわけなのです。


陽桜莉の想いを感じ取り、歩み寄ろうとする瑠夏。
『BLUE REFLECTION RAY / 澪』第3話より


学校の女子寮が新たな瑠夏や陽桜莉の居場所となり、ひとまず序盤のトラブルも解決してめでたしめでたし……というわけでしたが、しかしここで最後にもう一つ作品は揺さぶりをかけてきます。
陽桜莉の探すその人である姉の美弦が、瑠夏・陽桜莉の協力者のリフレクターである百と対峙した目的不明の敵リフレクターだったのです。このエピソードで「本心隠して」いた3人ともそこを打ち明けて解消できたわけなので、すなわち本当に最後まで「本心隠して」いるのは美弦だったわけなのですね。まさに「I Keep Mine Hidden」という感じでしょうか。
いや~サブタイトルの対象が二転三転するこの構成には本当に痺れます。


部屋に飾られた、かつての陽桜莉と美弦の写真。
『BLUE REFLECTION RAY / 澪』第3話より


ということで序盤から波乱だらけの『BLUE REFLECTION RAY / 澪』のお話を、The Smithsの楽曲という色眼鏡をバッシバシに通して再び見直したという記事でした。ちゃんとみなさんに伝わるかまあまあ不安ですが、こういう見方もあるんだなとゆるっと楽しんでいただけると嬉しいです。


これを書いている現在では6話まで放送、7話のタイトルまで公開されてるわけなのですが、お話の続きもさることながらどんな楽曲っぽいタイトルが来るのか、はたまた最後までスミスっぽいのかどうかということも含めてとても楽しみですね。思いの外長くなってしまったので今回はひとまず3話までということで、それではまた。


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