日陰の小道

私のロジックは私みたいな話をしたりします

2020年5月に聞いていたイイ曲

みなさん、ネコはご存知ですよね? 敏感に動くかわいいお耳、感情豊かに揺れるしっぽ。 そして、二本足で歩くとっても素敵な生きもの。 そんなネコがお好きなら、こちらのブログに、ぜひいらしてみてください。 とびきりキュートなネコたちが、あなたをお待ちしております。


おはもな!
最近暑くなったり寒くなったり忙しいですね、イベントも無くなって完全に季節の感覚を失いつつあります。
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イベントが無くなったのに労働が復活しつつある様(イメージ)


日本には四季がなくなっても四季アニメはあるので四季を感じたい時は四季アニメを見るとイイですよ。

時としてバイオレンス / halca

作詞:宮嶋淳子 作曲:原一博 編曲:川崎智哉
収録『時としてバイオレンス』

時としてバイオレンス

時としてバイオレンス

  • halca
  • アニメ
  • ¥255

ドタドタドタ! みんな、今期最高ギャグアニメにして今期最百合アニメーション『邪神ちゃんドロップキック'』見てる!? あっ先行配信*1で見てますか、ごめんなさい、ボクはテレビで少しずつ見てます……。
2期である邪神ちゃんドロップキック'、本当にイイアニメですね。この『時としてバイオレンス』はそのOP主題歌である曲ですが、前作OPの『あの娘にドロップキック』のカオスさに溢れたスタイルに比べて非常に爽やかな曲になっていて最初はそのギャップに驚いたのを覚えています。halcaさんのポップな歌唱が邪神ちゃんドロップキックにやってくるとは……! と思っていたのですが実際これはこれでいい具合ですね!
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楽しく食事をしながらアニメを見る様(イメージ)

や、つーか「愛と言うには激しくて / そっけないのに優しくて」のフレーズ、マジ………………??? 邪神ちゃんドロップキックでこんな歌詞飛んできてイイんだ、イイか……。キルミーベイベーで『ふたりのきもちのほんとのひみつ』が飛んでくるぐらい衝撃じゃないですか? っていうか今気がついて大変恐縮なのですが、作詞は先月ぶんで紹介したラストジャッジも担当されていた宮嶋淳子さんですね。強い。


楽曲もまさにアニメOPといった風なポップセンス弾けるものに仕上がっていて良いです。作曲の原一博さん、かなりいろいろなミュージシャンに提供している職業作曲家の方のようで、そのメロディセンスがバチっと出ているように感じます。やっぱりサビがよくて、halcaさんのちょっと甘さもある高音のメロディが綺麗にハマっていますね。
編曲の川崎智哉さんは同じくhalcaさんの『放課後のリバティ』なんかも担当されていますね。あちらも非常にイキイキとしたサウンドやグルーブが楽しい曲でしたが、その雰囲気はこちらでも健在です。紹介ページを見るとおふたりともバンド系出身の経歴のようで、そんな部分も生きているのかこの『時としてバイオレンス』はアグレッシブなバンドサウンドに仕上がっています。ギターの音色を全面に押し出した作りは、ポップでありつつもキレイめに寄りすぎず鋭さもあるアニメの雰囲気にもバッチリとマッチしています。



好感Win-Win無条件 / ハート♡インベーダー

作詞:中村彼方 作曲:森慎太郎 編曲:EFFY
収録『大切リスト。』ほか

2014年アニメ六畳間の侵略者!?のOPテーマです。六畳間、恥ずかしながら最近見たのですがすごくイイアニメでしたね……ドタバタハーレムラブコメとしての楽しさを確保しつつ、奇妙な縁で巡り合った人々が次第に繋がり合っていくのがとても暖かい筆致で描かれた良作でした。
古き良き……という言葉が似合うような王道アニメなのですが、OPのこの曲も「これでもか!」というぐらいアニソンエッセンスを突っ込んだコッテコテのアップテンポ・アニメソングで笑顔になってしまいます。バンバン全面に出てくるシンセにホームのような安心感を感じますね。六畳間は「家族」になっていく話だからよ……(ここで急に文脈を感じてしまったオタクは突如感涙しています)サビ中盤の下降クリシェもすごくイイアクセントで楽しくなっちゃいますね。
OP映像もセンスが良くて、六畳間を舞台にくるくると回るカメラワークがトランプをしたり歌を歌ったりというものが非常に楽しげに描かれています。
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ババ抜きのトランプ遊びをしている様(イメージ)


ハート♡インベーダーはこの『六畳間の侵略者!?』の主演女性声優陣で組まれたユニット名です。元気な幽霊少女の東本願早苗役の鈴木愛理さんは『アイドルマスター シンデレラガールズ』で堀裕子役として同じく元気な演技や歌唱を見せてくれています。がんばり屋の魔法少女の虹野ゆりか役の大森日雅さんは、先程挙げた『邪神ちゃんドロップキック』ではローテンションなゴスロリ少女の花園ゆりねを見事に演じています。優しい地底人のクラノ=キリハ役の田澤茉純さんは、『Re:ステージ!』でもおっとりとした部のリーダーである市杵島瑞葉を演じながら存在感を発揮します。可愛らしい宇宙人であるティアミリス・グレ・フォルトーゼ役の長縄まりあさんは、インターネットラジオコンテンツの『ガールズ ラジオ デイズ』では多感な中学生である手取川海瑠の放送するラジオをやりきり、卓越した表現力で人々を魅了しました。
わたしが存じ上げている以外でも2020年現在でも多方面で活躍されている声優さんたちですが、この当時はこの作品が初主演というのも珍しくないほどの新人声優さんたちだったそうです。ハート♡インベーダーとしても三者三様ならぬ四者四様の歌声を聞かせてくれる彼女たちですが、この頃はやはり今と比べると初々しさのようなものを感じますね。そうした時代性みたいなものが感じられるのもある種の新人声優陣主演アニメの面白さかもしれません。

大切リスト。(DVD付)

大切リスト。(DVD付)




ネコたちの掛け合い / 立山秋航

作曲・編曲 :立山 秋航
収録『TVアニメ「ネコぱら」サウンドコレクションアルバム』

ネコたちの掛け合い

ネコたちの掛け合い


前期の最高最強アニメーションの一角こと『ネコぱら』の劇伴です。同アニメは本当に素晴らしいアニメで、わたしもOP『Shiny Happy Daysを聞いて多動したりED『陽だまりの香り』を聞いて涙を流したりしていました。劇伴を担当した立山秋航さんはこのED『陽だまりの香り』の作編曲もされており、アニメの持つ柔らかで優しげな雰囲気の演出において非常に素晴らしい仕事をされていました。ちなみに多分全人類ネコぱらは見ているとは思うのですが、ここで貼っておいて何なんですがサントラの一部曲目は一応アニメ視聴前に見ないほうがイイと思います。


さて、この『ネコたちの掛け合い』ですが……聞いてもらえるとわかると思うのですが、これはいわゆる「ネコぱらの猫ふんじゃったです。前期アニメの話題BGM大賞といえばこの曲というのは間違えないでしょう。
原曲(?)の『猫踏んじゃった』はピアノ練習曲としてシンプルで親しみやすいメロディが有名ですが、この曲では若干のアレンジ(?)がなされており、そのハズし方がコミカルで面白いです。シンプルなリズムやピアノ一つで伴奏と主旋のほとんどをカバーできるようなスタイルはそうした練習曲としての部分を踏まえているようにも思えますね。一方で中盤辺りから転調して少し雰囲気を変えてみたり、途中からスキャットのボーカルが入ってちょっと洒落たカフェみたいな空気感を演出したりと、ネコちゃんの表情のようにコロコロと楽しく姿を変えるのがたまりません。アニメでもこの曲はたっぷりと使われていたので、都度笑顔になっていましたね。

TVアニメ「ネコぱら」サウンドコレクションアルバム

TVアニメ「ネコぱら」サウンドコレクションアルバム

  • アーティスト:V.A.
  • 発売日: 2020/03/18
  • メディア: CD



Why Are Sundays So Depressing / The Strokes

作詞:Julian Casablancas 作曲・編曲:The Strokes
収録:『The New Abnormal』


アメリカのロックバンド、The Strokesが今年の4月にファン待望の7年ぶりの新譜『The New Abnormal』を発売しましたよ! みなさんも待望でしたか? 私はストロークス1st、2ndしかリピしてなかった不届き者ですが……。それにしても7年ってすごいですね、ちょっとした解散から再結成ぐらいの期間空いている気がします。レディオヘッド苺ましまろも今のところは4~5年ぐらいで新作が出ますからね。
ガレージロック・リバイバルの旗手として名高い彼らですが、『The New Abnormal』はそれこそ彼ら自身による彼ら自身のリバイバルめいたカラーを感じます。個人的になんですが3rd以降そこまでアルバムとしてピンときてなかったのってやっぱりちょっと助長な印象だったり音楽性の変化だったりがあるんですよね。それでいくと最新作は全9曲の構成でロックンロールをやるぞっていう非常にシンプルな構成です。一方で単なる焼き増しではなく音楽性の模索の中で掴んだものもあり、『Brooklyn Bridge To Chorus』のように大胆にシンセの音色をフィーチャーした曲なんかも収録されています。ここでもバッチバチのニューウェーブみたいな80'sサウンドなのはあまりにもレトロな趣向で笑みがこぼれてしまいますが、同時にやっぱりこうでこそ彼ららしいスタイルと感じるのかもしれません。


曲の話をしましょう。この『Why Are Sundays So Depressing』はとにかくツインギターの絡みがたまらないですね、似たリフをLRで鳴らして微妙なズレを演出するイントロからAのバッキングがめちゃくちゃ好きです。ここから安定したリフを続けるR側とどんどん変化していくLの対比も上手くキマっていて、そしてまた再び立ち返るような構成にシビレますね。ギターの素朴で骨太な音色も良いですし、リフのフレーズも非常に彼ららしいユーモラスさがあって良いですね。
またこれはわりとアルバム全体のカラーでもあるのですがこの曲もリズムもそこまで早くもなく、気だるげなメロディやギターが非常にいい味を出しています。派手な曲ではないですが、この感じの良曲がアルバム後半にあると……嬉しい! 若い時代のストロークスってかなりドラムやギターの生み出す疾走感みたいなものがウリだった印象があるのですが、こう比べると回帰めいているとはいえ紆余曲折を経たアルバム故か、落ち着いた雰囲気を感じますね。2020年オススメのアルバムです。

New Abnormal -O-Card-

New Abnormal -O-Card-

  • アーティスト:Strokes
  • 発売日: 2020/04/10
  • メディア: CD



The National Anthem / Radiohead

作曲・編曲:Radiohead
収録:『Kid A』

イギリスのロックバンド、Radioheadの2000年作。電子音を従来以上に大胆に取り入れエレクトロニカや現代音楽の影響を感じさせる方向性の転換で話題となった『Kid A』に収録されています。
この曲は歌詞はあるんですけど歌詞カードが存在しないので作詞もよくわからないんですよね。民衆をテーマにしたような歌詞は今の時代にもある意味ピッタリかもしれません、エブリワン密なので……。
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室内で世を憂いている様(イメージ)

さてそんな演出(?)も相まってロックという音楽の大まかな一般的イメージから脱却した彼らは、かつて「洋楽に興味を持ってきたぜ!」みたいな中高生に「あいつらは……何かちげえ、ただもんじゃねえぜ!」と思わせて陶酔させて回ったと言われています。いや、すみません、けして悪口じゃないです、これはわたしの話なので……でも実際イイアルバムなんですよ。
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このネコの子もFitter Happierが好きらしいですね

曲としては始まりから終わりまでずーっと鳴り続けているベースラインが印象的ですね。曲は様々な音が鳴って展開していく中で、このベースが独特の陶酔感を生み出すことに成功しています。激しいホーンの音色が途中から入ってきて、よりカオスになりつつも最後にその狂ったようなホーンによって狂気的に曲は幕を閉じます。この陰鬱かつ情熱的な空気感が『Kid A』というアルバムのカラーを非常によく表している一曲ですね。


さて、なんで今2000年のこの曲を改めて聞いているかと言うと、昨今の StayHomeブームを受けてレディオヘッドも過去のライブの映像の配信なんかをしているわけなんですよ。そこでこの曲が演奏されているんですが……や、めちゃくちゃカッコいい。『Kid A』は前述のようにレディオヘッドにとって方向転換があったアルバムであり、それまでは発展しつつも「ギターロック」とでも言うべきスタイルに類型されるような音楽をしていたんですね。それ故にこの『Kid A』というアルバムはわたしはなんというか「無機的」だな~という感覚があって、要は打ち込み系により強くシフトして人の手の介在をはっきりと感じる音楽から離れたな、みたいな印象があったんですよ、いや改めて聞くと普通にバンド楽器の音も色々入っとるやんけみたいなのはあるんですが。だから『Kid A』があんまりライブで映えること想像してなかったんですけど……や、めちゃくちゃカッコいいが?(2回目)
一回りテンポが早くなった前述の特徴的なベースラインはコリンが奏で、それに合わせてフィルのドラムも一層激しさが増しているように感じます。ホーンの代わりに入っているエドのギターのカッティングもカッコよくて、曲の持つ狂気的な空気はそのまま完全に"ライブ仕様"としてグッと「有機的」な仕上がりになっており驚きます。変態サウンドメーカーのジョニー先生はここでもいい具合に不思議な音を出しているし、くねくね踊るトム・ヨークおじさんも素敵で萌えです。いやレディオヘッド、いいバンドだな……。ライブ映像いろいろ公開してるのでオススメですよ。
youtu.be




終わりだよ~


家にいることが多いので過去アニメ視聴が捗ります。感想でも書いていこうかな~。


~今月見たもの~

アンジュ・ヴィエルジュ
緩い感じの変身バトルかな~と思わせつつ序盤で一転する展開から非常にハードな人間ドラマを描きつつ曖昧な年齢の思春期少女たちの歩みを描く名アニメです。シリーズ構成:高山カツヒコの手腕を感じる。


「僧侶枠」
一つ前のブログ記事を見てください。


グラスリップ
触れると壊れてしまいそうな少年少女たちのデリケートな感情を丁寧に繊細に真っ向から描いた傑作アニメです。いやマジで。演出から画面作りと隅々まで制作陣の意図をバッチバチに感じる圧巻の出来栄え。こうした言葉で語らず画面で語るタイプのアニメを見ると西村純二監督の鬼才っぷりを凄まじく感じますね。夏の三国町行きてえ~。


つぐもも
2020年に続編があるのも驚きですが、2017年にこの古き良きお色気アクションバトルを堂々とアニメ化しているのも驚きです。日常コメディの楽しさとバトル作品としての熱さを両立させたイイ・アニメでしたね。過去が絡む要素は続編の継でより描いてくれそうで楽しみ。


アニメは見ると楽しいので見るとイイです。そろそろ色々行きたいけどそれはそうとインドア最高~!

TVアニメ「ネコぱら」Blu-ray BOX I

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  • 発売日: 2020/03/27
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TVアニメ「ネコぱら」Blu-ray BOX II

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