『ブルーアーカイブ The Animation』が放送開始しました。
SNSでアニメの反響が流れてくるようになりましたが、思ったよりアニメがブルアカ初見で世界観に戸惑っている方が見受けられたので、補助情報があれば見やすくなるかな……と思い、既プレイヤーの私がネタバレにならない範囲で、アニメの内容理解に役立ちそうな簡単な設定を解説する記事となります。
シリーズとして続けるかは未定。
- はじめに
- キヴォトスって何?
- アビドスとかゲヘナとかトリニティって何?
- 連邦生徒会って何?
- 歩いてる動物とかロボットとかいたけど?
- 先生って何者?
- 普通に銃とかぶっぱなしてるけど?
- 頭に輪っか浮かんでるけど?
- アロナって何者?
- おわりに
はじめに
そもそもブルーアーカイブの世界観は結構謎に包まれていて、私たちの現実世界と同じような違うような……という感じの雰囲気になっています。なぜこんな感じの世界観で、どういう成り立ちなのか、みたいなことは既プレイヤーでもわかることとわからないことがあります(そして、わからないほうが大半)
ので、大抵は「よくわからんが、そういうものなんだな」と受け取って貰えればOKだと思います。
私たちがスマートフォンがなぜ動いているかの仕組みを細かくは説明できなくてもスマートフォンが使えることと同様に、ブルーアーカイブもすべてのことを知らなくとも楽しむことはできます。大切なのはどう機能しているかを知る、ということです。
キヴォトスって何?
【世界観紹介】
— ブルーアーカイブ公式 (@Blue_ArchiveJP) 2020年7月20日
// FILE.001〔キヴォトス〕
ここが先生の働く場所、学園都市「キヴォトス」です!
キヴォトスは数えきれないくらいの学園が集まってできた都市なんですよ。
少しだけ変わったところもありますが、とても良いところです!#ブルアカ pic.twitter.com/TlXmcx5aWX
ブルーアーカイブの舞台となるのが学園都市キヴォトスです。キヴォトスは数え切れないほどの学園が集まってできている都市です。ここでは「学校=地域」だと思って貰えれば大丈夫だと思います。
場合によってはインフラを管理しているのも学園だったりします。治安維持を担当している学校だったり、鉄道を担当している学校があったりします。
アビドスとかゲヘナとかトリニティって何?
「アビドス」「ゲヘナ」「トリニティ」がその学園(地域)の名前で、こういう感じの学校がキヴォトスには無数に存在しています。
今回ストーリーの軸となるのは「アビドス高等学校」です。アビドスは砂漠化が進んだことで荒廃してしまっています。アビドスの生徒はアニメで登場した「対策委員会」の5人しかおらず、また多額の借金を抱えているため経営が非常に苦しいという状況です。
ちなみに、ゲヘナやトリニティはめちゃくちゃ巨大なマンモス校です。ゲヘナやトリニティが東京や大阪だとしたら、アビドスは鳥取ぐらいだと思ってくれればいいんじゃないかと思います。
連邦生徒会って何?
【世界観紹介】
— ブルーアーカイブ公式 (@Blue_ArchiveJP) 2022年3月29日
// FILE.020〔連邦生徒会〕
連邦生徒会は、キヴォトス全学園を管理する管理局であり、連邦政府の役割を担っています。
主な組織として「統括室」と「行政委員会」に2つに分かれており、「行政委員会」の計11個の部署がキヴォトスの行政に関わる様々な業務を行っています。#ブルアカ pic.twitter.com/nqOPdUDgxW
キヴォトス全学園の統括を行っており、多分行政とかを実際にやっているのがこの連邦生徒会です。アニメ内でも一応解説がありましたが、このめちゃくちゃ大切な組織のトップの連邦生徒会長が行方不明になっているため、キヴォトス全域が混乱している、というのが現在の状況です。
ゲームではプレイヤーの代理である「先生」というのも、この連邦生徒会と関連する「シャーレ」というところに属しています。そのため、今回アビドスに赴いた先生は、困窮するアビドスのため弾薬などの補給を行うための、連邦生徒会からの物品譲渡証明書をアビドスに届けていた、というわけです。
一応、これら連邦生徒会回りはだいたいアニメ内で話が出ているのですが、初見だとよくわからないと思うので……。
歩いてる動物とかロボットとかいたけど?
キヴォトスの住民は「若い人間の女性(生徒)」「動物」「ロボット」あと「先生」ぐらいなので、そういうものなんだと思っていてください。
メタ的な話で言えばギャルゲー的ゲームにおいて人間男性不在の状況を作っているのですが、歩いてる動物とかロボットがどういう存在なのかは結構謎です。動物には男性だったり女性だったりがいますが、少なくとも男性が登場するとすれば「動物」もしくは「ロボット」の枠です。
シャーレの先生もゲームでは性別が不明なのですが、今回アニメに登場する先生は人間の男性です。つまり、キヴォトスにおいてはめちゃくちゃ異質な存在だということです。
先生って何者?
これについては正直謎です。今まで伝えたように「先生はゲームにおいてプレイヤーの代理」「連邦生徒会に関連するシャーレ所属」「キヴォトスにおいては非常に異質な存在」ということだけ覚えてください。
よくわからないですが、キヴォトスにはあまり存在していない大人のポジとして、子どもの生徒を導く存在が先生なんだなぁと思っておいていただければ大丈夫です。
アニメでも結構いきなり対策委員会に問いを投げかけてて、ちょっと困惑した初見の方もいるんじゃないかなと思うのですが、「先生」というのはゲームでもなんかこういう本質的な問いを投げかけて生徒を導こうとする存在なので、そういうものなんだなと思っていてください。
あと余談ですが、先生の指揮によって対策委員会の面々が急に動きが良くなりましたが、あれはゲームシステムをアニメに落とし込んでいると思ってください。先生が指示する(タップする)ことで、初めてEXスキル(必殺技みたいなもん)が使えるようになります。
子どもというのは視野が狭いので、大人が導くことで才能を発揮することができるんだ……ということです。多分。
普通に銃とかぶっぱなしてるけど?
普通に銃とかぶっぱなす世界観です。基本的にキヴォトス人は丈夫なので、ちょっと銃で撃たれてもボールが当たったぐらいなのだと思っててください。
なのでチンピラとスケバンがドンパチやってても、道行く人は別に気にもとめない……ぐらいの状況というわけです。
我々が各々当然のようにスマートフォンを持ち歩くように、キヴォトス人は銃火器を携帯しています。生徒は各々、自分の銃をデコったりしています。
頭に輪っか浮かんでるけど?
ブルアカの生徒には頭に「ヘイロー」という名前の光輪を持っています。キヴォトスは不思議な世界観なのですが、そこで生きている生徒も結構不思議ということを象徴するのが、この光輪だったりします。
ヘイローのデザインは名前ありの生徒たちの間では固有で、1人1人違う光輪を持っています。1話の最後に流れたOP映像でいっぱい出てきましたね。
ヘイローは意識がない時は消えているようで、アニメではシロコが目覚めるとヘイローがにょきっと出てくる、という演出がされています。
完全に余談なのですが、ブルーアーカイブのイラストでヘイローがないと「ブルアカじゃない!」って思われちゃうと思うんですけど、結構描くのが大変とか忘れちゃうとかそういう話を見かけるので、ファンイラスト描いてる方は大変だなぁ……とか思ったりします。
アロナって何者?
ゲームにおける相棒というかシステムサポート枠というか、そういう感じの存在がアロナです。先生の持つタブレットに入っていて、アニメでも危険を察知した時に先生に教えてくれたりしていました。原神で言うパイモンみたいな枠です。
アニメCパートの水浸しになった教室みたいな場所はおなじみのロケーションなのですが、先生も入ってこれるんだ、とちょっと驚きました。会話する時同じ空間にいないとややこしい、とかアニメの絵的な理由もあるんじゃないかと思いますが。
アロナを演じる小原好美さんはアニメ冒頭で意味深なことを話す血だらけの謎の人物も演じています。アロナちゃんもわりと謎がある存在で、ミステリアスです。
おわりに
1話では大体こんなところでしょうか。
ブルアカは結構独特の世界観なので初めて触れた方の中にはやっぱり結構ふわっとした感触を覚えていた方もいるんじゃないかなと思うのですが、このちょっと不思議な感覚もブルアカの魅力だと思っているので、楽しんでもらえたらいいなと思っています。
お話もまだまだこれからですが、ブルーアーカイブのゲームのビジュアルというか色彩を頑張って再現しようとしているアニメだなと思いました。このアニメ調の塗りながらも淡い色合いというのは凄くブルアカ的でいいなと思いましたし、アニメで情報量が増えたことでキヴォトスでの生活のディテールがぐっと増したのも嬉しいですね。
今後アニメでブルーアーカイブの世界がどう描かれていくのか楽しみです。
(C) NEXON Games/アビドス商店街