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コードギアス 奪還のロゼ アインベルク強さ 最強ランキング

コードギアス 奪還のロゼ』を最終幕まで見ました!

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全編通して刺激的なエンタメ感が強烈なアニメでしたね。私も公開期間内ギリギリで見た1幕がとても面白く、2幕からはどれも公開初日に見に行ってしまいました。

さて、『奪還のロゼ』にはインベルと呼ばれる、コードギアス知ってたらおわかりになると思うのですが、ナイトオブラウンズみたいな集団がいます。まぁコードギアス知ってたら「枢木にほぼ壊滅させられるのか……」と逆に舐めが入る可能性がありますが、ホッカイドウにはスザクとかいう謎のパイロットがいないため、『奪還のロゼ』ではちゃんと活躍します。

そこで、今回は最終幕を見て、インベルクの強さランキングを考えて見ました! 是非参考にしてみてください。

以後の文は「最終幕ネタバレあり」となりますので、ディズニープラスで見ている方や、まだ『奪還のロゼ』を見ていない方は気をつけてくださいね!

(※以下、ネタバレあり)

インベルク最強強さランキング ※ネタバレあり

評価基準(最終幕を受けて)

ところで『奪還のロゼ』で特に好きなのはアッシュの物語です。

当初、彼はノーランドに支配され、その支配から脱した後でもサクヤの絶対遵守のギアスをかけられてしまっていました。
自らにとって最も大切な弟と、そしてその弟の死を忘れ、サクヤ(ロゼ)の「兄」として振る舞っていたアッシュ。ここで彼はノーランドと、そしてサクヤの道具であり、人として最も大切にしたい想いを失っていたと言えます。宿敵であるノーランドと同様の行為をしている故に、サクヤは自身の行いを悔やんでいるわけですね。

第3幕でギアスキャンセラーを受けたことで、アッシュは己が抱えていた記憶や想いを"奪還"し、再び道具から人となるわけですが、しかしそれ故にノーランドという自らに絶大な恐怖を呼び起こす敵に立ち向かうことができなくなってしまいました。だから彼は、サクヤにギアスを再びかけることを望みます。自らの恐怖に打ち勝ち、ノーランドを打倒するために――。

最後、ギアスによってサクヤの騎士となったアッシュは、再び道具に成り下がってしまったのとも言えるのでしょうか? いえ、そうではありません。彼自身の意思によって自ら一振りの剣となった彼にあるのは、強烈な人としての意思であり、それによって何かを成そうとする高潔な精神です。レジスタンスの面々が平和な世を作るという目的のために自らの命を燃やしたように、言いなりになって自分自身や人を"殺す"ことと、生かすために命を燃やすことは作中でハッキリと分けられています。
『奪還のロゼ』は人の想いの力を讃える、人間讃歌であったと思っています。


さて、そこで私は『奪還のロゼ』のこのようなテーマも鑑みて、今回アインベルクの強さを「肉体的強さ」そして「精神的強さ」と、総合評価を「ESS」で判定し、アインベルク最強強さランキングを作成しました。是非参考にしてみてください。

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キャラクター画像は公式のキャラクターページより引用しています。

総合評価:E

グラン兄弟

公式サイトより

肉体:E
精神:E

初っ端でイレブン虐殺カマして視聴者に「うお〜、ネオブリタニア、許せねぇぜ!」という気持ちを盛り上げてくれた名悪役。
とはいえ2人とも戦術家、パイロットとしてロゼ&アッシュに大きく離されている印象で、すまんけどそんなに話すことないな……。
「恩があったけど裏切った」みたいな話もあったし、あんまり精神力方面でも話すことがない。チンピラ貴族としてのガッツはあったと思う。


ヒース

公式サイトより

肉体:D
精神:E

ロゼ&アッシュに負けて、ノーランドの威圧に負けて自害しちゃったかわいそうな美形。かわいそうすぎてかわいい。
強さの描写としてはグラン兄弟とそんなに違いない(てか描写があんまりない)……と思うが、このぐらいは贔屓目に見てあげたい。
イレブン虐殺とかの汚点は描写されてなかったし、きっと泰平の世だったらもうちょっとマトモな人生を歩めたのでは……と思っている。

総合評価:D

スタンリー

公式サイトより

肉体:D
精神:D

不気味なモヒカンだな……きっと本気出したら恐ろしい敵になるんだろう……と思っていたら最終幕でノーランドにサクッと切り捨てられてものすごく格落ちしてしまった。かわいそう。
まぁ戦術担当でも戦略担当でもないのでしょうがないところはある。実際彼の開発したロキは世界中のギアス戦士を苦しめたのでようやっとる。てかまぁロキについては「物量がおかしいだろ」が一番だからスタンリーの功績かはやや怪しいが……。「こんなはずでは…」と言ってたが、どんなつもりであのヘンテコメカ開発してたんだよ。普通に世界征服とかしたかったのかな。
ちょっとロキ吸引に耐えて黒の騎士団に情報流したのはガッツ見せたので、評価点。


ディボック

公式サイトより

肉体:C
精神:D

通称ケツアゴ。CMで繰り返しダモクレスを発進しているナイスガイ。
まぁグラン兄弟やヒースくんに比べるとそこそこは健闘しているんだけど、全体的にイマイチな活躍ではある。彼の乗機エルカルマルは火器満載でクソカッコいいのだが、ハルカちゃんには見事にボコられてしまった。まぁどう考えても高機動の蛍雪とは相性が悪いし、後方火力支援とかやれる局面だったら機体性能をもっと発揮できたはず。戦略担当の「白」の方だし。明らかに作戦に対してノーランドの奴がやる気なかったのが悪いといえばそうだと思う。
自暴自棄になりつつ道連れを目論んだのはガッツあり。

総合評価:C

ノーランド

公式サイトより

肉体:S
精神:D

『奪還のロゼ』大ボスくん。元ナイトオブラウンズの実力者。生きろ枢木にはボコされるってことやね。
彼の乗機ファウルバウトは流石に強く、戦士としての年季もあるので『奪還のロゼ』内でも戦闘力は高めの方なのだろう。ファウルバウトは機能停止塩試合ビーム多用し過ぎで、機体性能としてはやや謎だけど。でもキャサリンやアッシュの猛攻を認知済みとはいえ完全に見切っているのはホンモノだろう。
「人間キモ……滅ぼしてぐっすり眠るか……」って感じで動いてるっぽいので、良くも悪くも精神力は普通の人ぐらいかちょっと下ぐらいになり、『奪還のロゼ』でも屈指のアンバランスな評価になる。人の想いの強さを描いた本作のボスがここまで矮小かつ、それ故に不気味でもある動機で動いてるのは、なかなか面白いことだなと思う。

総合評価:B

ナラ

公式サイトより

肉体:A
精神:B

アッシュの幼馴染。戦えて人格者でポテンシャル高い。ついでにネオブリタニア流舌戦術(詳細は描写されていないので不明)で弁も立つらしい。
ぶっちゃけ普通に強くて普通にいい人だからあんまり話すことないんだよな……。両手ブレードを有したクインアスラでアッシュと肉薄しているので戦闘力は間違えなく上位。コーエー三国志周瑜みたいなポジションっぽさある(総合力では最強)


ヴァルター

公式サイトより

肉体:B
精神:A

ジェレミア卿が奪還のロゼでキャラ設定を分けられた結果、めちゃめちゃスッキリした忠義の騎士になったな……って人。
敵陣にいて忠義の騎士やれるのはまぁシンプル精神力高くて高潔。ここは評価ポイントだと思う。
あまり強さを発揮するシーンはなかったが、なんだかんだ「黒」担当なのでやれる可能性あり。作中でもロキの吸引に耐えてるので結構強いと思う。スタンレーよりは強い。

総合評価:A

アーノルド

公式サイトより

肉体:S
精神:A

オレンジが奪還のロゼでキャラ設定を分けられた結果、やっぱり本当に変な人になったギアスキャンセラーサイボーグマン。
まず一回爆散してるのにサイボーグで復活怪人となって再登場してるのは、作中でもトップクラスの生命力の高さがある。謎のモニュメントにうっかり刺さって瓦礫の山に埋もれても普通に死んでないだろって思ってる。

人間としての意志を"奪還"したアッシュに対して、自ら復讐の道具と成り果てて対峙するアンチテーゼみたいなキャラなんだけど。でもアーッシュに対しての執着ってホンモノだし、めちゃめちゃ意志強いキャラでもあるんだよなぁ……ということでどっちもそこそこ高評価。サイボーグ前だったら総合評価:Dぐらいですかね。人って変われるんやなぁ……。

総合評価:S

シザーマン

公式サイトより

肉体:S
精神:S

マッドサイエンティストなんだけど、アッシュの師匠ポジのナイフ使いの暗殺者でナイトメアフレームを使わせても強い……っていうマジで謎の人。普通のアニメだったらナイフペロペロしながら「ヒャハハ! 女の血が見てぇ!」とか言って瞬殺されてるよ。しかもノーランドとは旧知の中で、活躍も多くアインベルクの中核を担っていた印象。流石に設定盛りすぎだろ!

ナイトメアフレーム同士の決戦でアッシュに敗れはしたが、咄嗟の判断力が凄まじく、一度は逃げ延びる屈指の実力者。
こいつの強さはとにかく瞬発力と疾さで表現されていて、サクヤのギアスに掛けられそうになったときもノータイムで自害している。すごい。のこのこ戻ってきてエロ尋問再開せずに逃げ延びてたら生存してたんじゃないかと思うが、やたらと再登場に時間がかかってたアッシュもまさかクリストフがのこのこ戻ってきてエロ尋問再開してるとは思わず、逃げたはずのクリストフを探して時間がかかっていた可能性がある。

精神力も評価が高く、ギアスキャンセラーをあくまで先行研究に乗っかっただけと驕らないプライドの高さがある。他人を道具のようにしか思わない卑劣漢だが、しかしながらギアスを屈伏させんとする姿には人としての意地を感じた。
意志を簒奪されサクヤの道具と成り下がることを良しとせず、あくまで人としての死を選んだクリストフは、サクヤらと信念は違えど、意志を貫徹した人間の強靭さを見いだせる人物だろう。敵ながら天晴である。

総合評価:SS

キャサリン

公式サイトより

肉体:SS
精神:A

インベルクのアコちゃん。
何と言っても空中要塞から機能停止したナイトメアフレームごとポイーって捨てられたのに五体満足でピンピンしてるので、文句なしの肉体の強靭さSSです。原神みたいにそこそこの高度になったときに落下攻撃したらノーダメージで着地できるのかもしれない。

ナタの人?

普通に戦闘面でも上位の描写。ハルカちゃんの蛍雪を圧倒していたし、ノーランドの塩試合ビームで沈黙したとは言えノーランドにはアッシュも敗北しているので、アッシュぐらいは全然ある可能性がある。普通の露店経営の娘やってたっぽいのに……。

精神面はまだ若いので、完成しているシザーマンに比べると一歩落ちるかという印象。しかし「強さとは何か」という問いについて、ある種の思考停止のようだったノーランドへの信奉を捨て、彼と本気で対峙しようとしたガッツを高く評価したい。「誰かのために何かを成す」というサクラちゃん基準の強さも見せて美味しい役どころ。でもノーランドはやる気がないので塩試合ビーム撃ってくる。マジで舐めてるよな? あの仮面野郎。

総合力ではシザーマンに劣る気がするも、肉体の強靭さが規格外のため、晴れてトップのSS評価。おめでとうございます。平和な世でも上手くやっていける要領の良さもありそう。最後のセリフが柔らかい演技になっていたのは、強さへの執着からの解放を感じさせるので、楽しくやってほしいものです。

おわりに

いかがでしたか?

『奪還のロゼ』のアインベルクの強さを考えて見ました。
リセマラの際には是非参考にしてみてください。
『奪還のロゼ』はキレイに終わりましたが、まだまだ続編が見てみたいですね。

それでは!

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