日陰の小道

土地 Tap:Green を加える。

2020年4月に聞いていたイイ曲

おはもな!!(パクり)
最近気がついたら楽曲のオタクさんのブログを見かけることが増えたので私もやってみようかな~と思い書いてみることにしました。4月は新生活の季節ですからね、わたしはずっと家に居ましたが……。
あんまり理論的なことを言えないのでこいつ全然的はずれなこと言っとるぞ! ってなったら優しく教えてね(予防線)

ラストジャッジ / ルフユ (CV山根綺)

作詞:宮嶋淳子(SUPA LOVE) 作曲・編曲:トミタカズキ(SUPA LOVE)
収録:『SHOW BY ROCK!!ましゅまいれっしゅ!!』第2巻付属

ドタドタドタ!!みんな『SHOW BY ROCK!!ましゅまいれっしゅ!!』のキャラソン聞いた!?この曲は2巻のBD付属のキャラソンで、1巻のほわん・マシマヒメコに続いてデルミン・ルフユの楽曲が収録されています。なのでBDを買わないと聞けません(残念……)
曲がイイのはもちろんなのですが、これらがキャラクター表現として非常に真っ直ぐで歌詞がイイ。ルフユさん、衝動的な側面があると同時に、目標達成のためにかなり緻密に計画を立て、実行し、反省するという頭脳派な面もまた強く描かれているキャラクターでした。一見すると元気な本人のパブリックイメージとギャップのある内省的な歌詞は、そうした一面が非常によく現れていますね。「特別になりたい」という願いを抱えつつも「白黒が決めるジャッジメント / キミにゆだねるつもりだよ」と受動的に他者からの評価に委ねるしかできない彼女の苦悩が表現された歌詞に唸ってしまいます。前述の頭脳派な部分からもわかるように、賢い彼女はそれ故に一本気に自分の形を自分で信じることができないのでしょう。同バンドの同じく元気担当のほわんがそのあたり非常に強靭に目標に驀進できるのとは対照的ですね。緑赤と青赤の違いなんだよな……。


作曲・編曲のトミタカズキさんはましゅまいれっしゅ!!のアニメにおける最終必殺技(楽曲作品のクライマックス曲って仮面ライダーの最終フォームみたいな感じないですか?)である『プラットフォーム』という楽曲を担当されていますね。あちらも非常にマイナー調で上手くキマった叙情的な曲なのですが、この『ラストジャッジ』を比較するとこちらではイントロなどところどころでポップで明るいシンセの音色が入っているのが印象的でもあります。前述したようなルフユさんの二面性を感じますね。あとキャラクターが楽器をやるコンテンツの特徴なのですが、伴奏もキャラクター表現と感じてしまうのがズルいですね。間奏からの落ちサビで一瞬ドラムとベースだけになるタイミングがあるんですがデルフユ~になるしそのあと他のパートが入ってくるとましゅまいれっしゅ~!になってしまいますね。
ちなみに本巻収録の4話はそんなルフユとデルミンが核となったエピソードになっています。同じく収録のデルミンのキャラソン『シンデレラストーリー』とも更に一緒に味わうと、狂ってしまいますね~。



Celebrate Good Time / ARP

作詞:前迫潤哉 作曲:前迫潤哉、Dr.Lilcom、春川仁志 編曲:Dr.Lilcom
収録:『KICK the BEST』ほか

Celebrate Good Time

Celebrate Good Time

2020年冬クールにおいて「力のましゅまいれっしゅ!!、技のARP」と並び評される『ARP backstage pass』のエンディングテーマです。え? 評されてるの聞いたことない? おかしいなあ……。本編では時に強引なインサートしつつエンディングに入るのが印象的でした。
往年のソウル/R&Bの影響下にあるような、非常にダンサブルで楽しい曲ですね。ネオンライト綺羅びやかなエンディング映像にもそうしたイメージを感じます。ライブでめちゃくちゃ盛り上がりそう。イントロドンのブラスなどサウンドも非常に華やかで、聞いているだけで楽しい気持ちになります。

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ところで、ARPのメンバーにはそれぞれ音楽の得意分野があるようです。クラシックの素養があるSHINJIに、ロックバンドが出自であるREVELCROSSの二人。では往年のポップスが得意なメンバーと言えば……そう、LEONですね。マイケル・ジャクソンなんかがやっているポゥ!ってスキャットは本編でもレオンくんが披露していた印象がありますが、こちらの楽曲でも投入されておりLEONはこの愉快なディスコ・ナンバーにおいてはひときわまばゆい煌めきを放っています。特筆すべきはラスサビでのメロディの崩し方! キャラクター紹介によると4オクターブの音域を誇るボーカルと謳われるLEONの素晴らしきハイトーンボイスに痺れてしまいます。LEONはそのボーカルと同時にダンスが得意なメンバーでもあるので、ことこの曲においては独壇場と言ってしまっても過言ではないほどかもしれません。
LEONをべた褒めしてしまいましたが、もちろん他のメンバーも負けてはいません。王子様らしい気品のある歌を披露するSHINJIに、荒っぽいワイルドな歌唱をぶつけるDAIYAに、カリスマ性に満ちた華やかでクールな声を届けるRAGE。4人の個性がバッチバチにぶつかり合って誕生したARPの魅力が詰まった楽曲になっています。アニメもとてもおもしろかったので、みなさんもぜひARP見てみてくださいね。わたしも男性アイドルのライブに全然行ったことないのにちょっと行きたくなっています……。

KICK the BEST

KICK the BEST

  • アーティスト:ARP
  • 発売日: 2020/04/01
  • メディア: CD




Fuzzy N' Wonky / 桜木ひなた(CV社本悠)姫咲杏梨(CV金魚わかな)メイ(CV澤田美晴

作詞:シン・マナヒロ 作曲・編曲:meta
収録:『Toybox ~Spicy~』

Fuzzy N' Wonky

Fuzzy N' Wonky

  • 8/pLanet!!
  • アニメ
  • ¥255
iTunes販売のみ

音楽リズムアプリゲーム『8 beat Story♪』の主人公ユニットである8人ユニット『8/pLanet!!』(以下ハニプラ)の楽曲であり、その中のメンバーである3人が音源にて歌唱しています。ハニプラは非常にユニットとしての方向性を定めない多種多様な楽曲を持っていて、去年リクエストライブに参加したのですが激しいロック調の曲から可愛らしいアイドルポップまで色々あり改めて驚いた記憶があります。そんな楽曲群の中から近いカラーを集めた『Toybox』のミニアルバムシリーズの中でも、この『Toybox ~Spicy~』には"スパイシー"ということで刺激的でクールな楽曲が収録されています。同シリーズには元気な曲を集めた『Toybox ~Smile~』やかわいらしい曲の『Toybox ~Lovely~』といったものもあります。


ファンの投票によってセットリストが決まるリクエストライブでも披露されており、人気楽曲のようです。レーザー演出やバッチバチに激しいダンスが非常に印象的で目に焼き付いていますね。
楽曲としても惜しみなくEDM要素をガンガン投入した非常にカッコいい4つ打ちダンサブルな一曲です。三者三様のボーカルが絡み合う様子も良くて、まっすぐなひなた、アダルティーな杏梨、端正なメイのそれぞれの個性がいい味を出しています。特筆すべきは杏梨で、挑発的で色っぽい彼女のボーカルの魅力で楽曲がグッと締まっているように感じます。間奏前の「I feel so Fuzzy N' Wonky!」なんて囁きはクールすぎて参ってしまいますね。A→B→サビ→A→間奏という変則的な構成も痺れます。変則構成が嫌いなオタクおる? 俺は好きだが……。

Toybox~Spicy~

Toybox~Spicy~

  • アーティスト:8/pLanet!!
  • 発売日: 2018/10/10
  • メディア: CD



Pixel Galaxy / Snail’s House

Music:Ujico*
収録:『Pixel Galaxy』

Pixel Galaxy

Pixel Galaxy

  • Snail's House
  • エレクトロニック
  • ¥204

Kawaii Future Bass」の提唱者ということで有名だそうなSnail’s House(別名:Ujico*)の楽曲です。わたしはクラブミュージックに疎くてkawaiiどころかFuture Bassというジャンルすら最近知ったのですが、アニソン・ゲーソンでのEDM流行の流れが数年前からあり、当ジャンルに類する楽曲に関してはそれなりに触れていたようです。8bitを思わせるチープな電子音と強烈にダンサブルなビート、そして楽曲の根底にある少女趣味でメルヘンな可愛らしい感じはま~~このアカウントが好きそ~~って感じがあります。俺が好きそうな曲、このジャンルだったんだ! っていう驚きを久々に感じました。
コロナの影響でイベントがいくつも延期になってるのは非常に残念なのですが、クラブイベントの配信がいくつも行われているのはインドアモタクとして大変楽しく聞かせてもらっています。この曲もそこで知ったのですが、前述の通りクラブミュージックに疎いのでこの機会にいろいろ聞けたらイイな~と思っています。踊ることがREALでほかはだいたいFAKEなんだよな。

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クラブミュージック、ミニマル的な気持ちよさがやっぱり好きなんですよね。メロディをリフレインさせながら少しずつ変化をさせ、ビートの緩急で魅せる手法に思わず惚れ惚れとしてしまいます。スピードアップするあたりのところで毎回鳥肌が立っちゃう。ジャケットも懐かしのドット絵ですが、ファミコンチックなSEから始まる演出はゲームキッズだったわたし的にも思わずニッコリしてしまいます。「星のカービィ」の「グリーングリーンズ」の1フレーズだけがオマージュとして投入されてるのも良くて、サブカルチャーとしてのゲームBGMから繋がる歴史みたいなものを感じてしまいますね。クラブミュージックはサンプリングとリミックスの文化なんだな~とかにわかながら思ったりしています。MVも良かった。
youtu.be



Here to Stay / New Order

作詞:New Order 作曲:New Order
収録:『Singles』ほか

イギリスのニューウェーブポスト・パンクバンドのNew Orderの楽曲です。このグループは結構前々から好んでいてオリジナルアルバムはリマスタされたやつ全部持ってるんですが、当楽曲はベスト盤にしか収録されておらず、恥ずかしながら最近はじめて聞きました。
New OrderというバンドはJoy Divisionというバンドを前身にしているのですが、カリスマ的存在であったボーカルのイアン・カーティスの自殺という悲劇を経て残りのメンバーはグループ名を変え活動を再開します。最初はJoy Divisionから延長線上のようなギターロックをやっていたのですが、次第にシンセサイザーを多用した独特のポップセンスを発揮した曲を発表し、『Blue Monday』といった数々の楽曲を大ヒットさせ当時のクラブシーンを牽引する存在になっていったそうです。
80年代の最前線だったサウンドは今聞くとチープに感じてしまう部分もあるのですが、同時にその脱力したスタイルからは不思議な魅力を感じますし、それ以上に普遍のポップミュージックとしての魅力もあります。演奏面に関してヘロヘロというのが有名な彼らですが、休止を経た2001年作『Get Ready』のあたりになるとシンプルにかっこいいギターサウンドを披露していてある種の円熟を感じますね。余談ですが私がはじめてこのバンドを聞いたのが他でもないこの『Get Ready』なので「イメージが……違う!」とちょっと驚いた記憶があります。
せて、この『Here to Stay』ですが発表の時期がちょうどこの『Get Ready』の頃で、ギターが前面に出たサウンドに非常に共通点を感じるのですが、同時にこの曲には80年代の全盛期のセルフ・オマージュめいたニューウェーブ的要素も感じます。この曲は2002年に公開された『24 Hour Party People』という、彼らがかつて所属していたファクトリー・レコードの興隆を描いた作品のエンディングテーマとなっており、このサウンドもそうしたことを踏まえた結果なのかなということを思わせますね。更に有名テクノユニットのThe Chemical Brothersとの共同プロデュースが効いているのか、めちゃくちゃ4つ打ちビートがカッコよくて新時代(2002年当時)のクラブシーンをも同時に感じさせる仕上がりですね。


24 Hour Party People』という映画はレコード会社社長のトニー・ウィルソンを主人公にしたドキュメンタリー風の創作ドラマとなっています。これが結構独特な感触で、ドキュメンタリー映画の体のせいもあってか非常に淡々とした作りなんですね。Joy Divisionを始めとした有名グループの登場、マッドチェスターという一大ムーブメントが生まれていく過程、そしてそれとともにあったレコード会社……といかにもドラマチックにできそうな要素が満載なわけで故に映画にもなっているのだと思うのですが、「なんだかバンバン時代が動いて結果あれよあれよと流されていった」みたいな感じだったんですよ、大部分。有名バンドや有名エピソードがたくさん出てくるので「知ってる知ってる~」って顔ができるのでまあ私はまあまあ楽しいけど……みたいな感触だったんですが。
ただラスト付近、トニーがクラブ『ハシエンダ』を閉めるシーンでなんというか、たまらない哀愁とでも言いますか、終わってしまった"瞬間"への愛情みたいなものをバッチバチに感じてしまって、エンディングのこの曲を聞きながらオンオン泣いちゃいました。この作品はまあ創作なんですけど、この根底にあるのはきっとあの80年を駆け抜けた彼らの「思い出」なんですよね。だからこの作品にあるのは過程じゃなくて結果の連続だったんですよ。「あの頃楽しかったよな」っていう、それだけの感情を(2002年当時の)現在から振り返るっていう、そういう映画なんですね。
そんな映画のラストシーンで"今"と"過去"のサウンドが交錯するこの『Here to Stay』が流れるわけで、「he'll get on flying / he'll get on flying…」と繰り返えされるサビで感情になってしまうんですね。"残る"ものと"去る"もの、それが「渦中の人々」と「時代」なのか、はたまた「New Order」と「イアン・カーティス」なのか、「トニー・ウィルソン」と「ファクトリーレコード」なのかはわかりませんが、とにかく心に突き刺さる一曲です。New Orderはメンバーの変更などを経つつも今も活動を続けており、今年も来日ライブの予定があったのですが残念ながらコロナの流行で現在延期となっています。


24 Hour Party People』、アマプラとかでは見れず、吹き替えとか字幕で見れそうなのDVDしかなさそうです。
女の子たちの日常とかを描いたアニメの夕焼けの放課後のシーンにたまらない切なさを抱いてしまう、そんなオタクとかにもおすすめですね、この映画にはアニメの女の子は出てこないのでわたしは責任は取りませんが……。

24アワー・パーティ・ピープル [DVD]

24アワー・パーティ・ピープル [DVD]

  • 発売日: 2003/09/05
  • メディア: DVD




終わりだよ~

チョロいオタクなので最近アニメを見てプリコネをはじめました。在宅で暇を持て余しているので……。コミックや小説はアニメ視聴中に原作履修禁じの誓い(ゲッシュ)を立てているんですが、ソシャゲは媒体上大抵アニメと原作が乖離するので抜け穴という設定があります。かわいくて個性的な女の子がとにかくわんさかでてきます。かわいくて個性的な女の子をとにかくわんさか出すことに関しては間違えなくCygames業界における第一人者だろ……。
4月中旬ぐらいからはじめてこんな感じです。自分では結構頑張っているつもり、在宅で暇を持て余しているので……。
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メインストーリーも第一章が開放されているので読みました。美食殿のみなさんもかわいくて良いですね。ところで皆さんはわたしが美食殿で好きそうな子が誰だかわかるかな?それは…………




















……ペコリーヌさんでした!!!!!これ自分だと結構第一印象からだと意外だったんですけど
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「刺さり」になっちゃったスクリーンショットでも貼って終わろうかな~オタク(一人称)は"運命"を信じる子に弱いので……

ネタバレになるかもしれないので隠すね
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