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現実主義勇者の王国再建記 エンディングに登場する文字の意味とは?

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現在、各局やFODにて大好評放送中の現実主義勇者の王国再建記

本作のエンディング映像では、様々な文字が現れては消えていきます。

果たしてこれらが意味するものはなんなのでしょうか?




調べてみました。

一覧(クリックで開きます)

気前の良さは身をぼす

ニッコロ・マキャヴェッリによる『君主論』第16章にて似たような話が出ているようです。

君主が気前よく振る舞うことは、いずれ破滅する可能性が高いという危険性を説いています。

和してぜず

孔子の言葉を集めた『論語』からの引用です。

人と協調をしつつも、むやみに同調ばかりをすべきではない、ということを説いています。

非常のことありて、然る後に非常のあり

史記』の『司馬相如伝』からの引用です。
「非常の人あり、然る後、非常の事あり。非常の事あり、然る後、非常の功あり」の一部のようです。

非凡な人が登場し、後に非凡な事が起こる。非凡な事が起こって、その後にやっと非凡な功績が生まれるものなのだ、ということを説いています。

すぐれた先人を見習う(?)

「先人」の部分がうまく読めなかったため、おおまかな憶測です。

出典も不明です。優れた人物を見習うことの大切さを表す言葉です。

李下に冠をさず

中国の故事成語。『古楽府・君子行』からの引用です。
「瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず」の下の段の言葉です。

すものの木の下で冠を直すと、すももを盗もうとしているのではないか、と疑われてしまいます。
人に疑われるようなことはすべきではない、という教えです。

好事は門を出でず悪事は千里を行く

孫光憲の『北夢瑣言』からの引用です。

良いことはなかなか知られないが、悪いことはすぐさま遠くまで伝わってしまうものだ、という教えです。

眼にて人を観、冷耳にて語を

菜根譚』からの引用です。
全文は「冷眼にて人を観、冷耳にて語を聴き、冷情にて感に当たり、冷心にて理を思う」となっています。

前半のこの部分は「冷静に人を観察し、冷静に話を聴く」という内容です。
常に冷静に事を運ぶことの大切さを説いています。

艱難は能く人の心をうす

江戸時代の儒学者佐藤一斎の『言志晩録』からの引用です。
「艱難は能く人の心を堅うす。故に共に艱難を経し者は、交を結ぶも亦密にして、竟ついに相忘るる能わず。糟糠そうこうの妻は堂を下さず」とは、亦此の類なり。」の頭の部分の言葉です。

困難な経験は人の心を堅牢にする、という苦労することの大切さを説いています。

烏合の

中国の故事成語。『後漢書』の『耿弇伝』からの出典です。

からすの群れがバラバラであることから、秩序も規律もなくただ集まっているだけの集団のことを指した言葉です。

一葉ちて天下の秋を知る

淮南子』の『説山訓』からの引用です。

葉が落ちることで秋が来ていることを知る。すなわち、わずかな前兆から世の中に起きることを予知する、というたとえです。

歴史の勝者に学ぶ

出典不明。

歴史の勝者に学ぶことの大切さを表した言葉です。

公共

四字熟語です。

道路の整備や病院の建設など、国または地方公共団体が公共の利益や福祉のために行う事業のことです。

快刀乱麻を

北斉書』の『文宣帝紀』を出典とします。

絡まった麻の糸を断つ、すなわち問題を鮮やかに解決することを表した言葉です。

需要供給の法則

経済学の言葉です。

商品の市場価格と売買量は、競争市場における需要と供給によって決まる、という法則です。

体と頭の訓練をする

出典不明。

文武両道的な、体と頭を鍛えることの大切さを表しています。

の威を借る

中国の故事成語。『戦国策』の『楚策』を出典としています。

虎に襲われそうになった狐は、その虎と並んで歩くことで他の動物を恐れさせ、自らを百獣の王のように見せて身を守ったという寓話です。
他の権威に頼って、威張り散らす、ずるがしこい者のことを指します。

名下に虚士

『陳書』の『姚察伝』を出典としています。

虚士とは実力のない者を指します。名声のあるものは、実力もともなっている、という言葉です・

武力がないと見下される

ニッコロ・マキャヴェッリによる『君主論』第14章にて近い話が登場しています。

君主は、国を守るために何よりも武力を持たなくてはならない、という教えです。

んずれば人を制す

中国の故事成語。『史記』からの引用です。

何事も人より先に行動すれば、有利な立場になることができる、という言葉です。

角を矯めて牛を

中国の故事成語。『玄中記』を出典としています。

牛の角を直そうとして、牛を殺してしまうこと。つまり、小さな欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまうという言葉です。

自国軍がなければ安全はない

ニッコロ・マキャヴェッリによる『君主論』第13章にて近い話が登場しています。

傭兵や他国の支援軍を使うのではなく、勝ちたいのであれば自国軍を保有すべきという君主の方策を説いています。

土重

中国の詩人・杜牧の『題烏江亭』を出典としています。

土煙をもう一度上げる、すなわち軍隊を動かすことで、失敗してももう一度挑戦するという言葉です。

積善のには必ず余慶有り

儒教の経典『易経』を出典としています。

善行を積んだ家には、子孫に幸福がもたらされるだろう、という教えです。

いは芽のうちに見つける

出典不明。

災いは早めに見つけたほうがいい、という言葉です。

玉石

中国の故事成語。『抱朴子』の『外篇・尚博』を出典としています。

石と玉が混ざり合っていることから、価値のあるものとないものが混ざり合っている、ということを表す言葉です。

多少の人事は皆是れなり

江戸時代の儒学者佐藤一斎の『言志晩録』からの引用です。
「多少の人事は皆是れ学なり。人謂う、近来多事にして学を廃す、と。何ぞ其の言の繆あやまれるや。」の一部です。

世の中のあらゆることは学びである、と説いています。

中立の道を選ぶとたいてい失敗する

ニッコロ・マキャヴェッリによる『君主論』第21章にて近い話が登場しています。

君主のとるべき姿勢として、日和見的な中立よりも、味方になる側についたほうが良い、ということを説いています。

状況に合った手法を使う

出典不明。

柔軟な姿勢を推奨しています。

に縁ってを求む

中国の故事成語。『孟子・梁恵王―上』を出典としています。

魚を取るために木に登る。すなわち、的外れでおろかな行為のことを指す言葉です。

身のほどをわきまえた欲求を持つ(?)

出典不明。こちらもはっきりと読み取れませんでした。

身のほどはわきまえたほうがいいらしいです。

口に苦し

中国の故事成語。『孔子家語』の六本を出典としています。

良い薬は苦くて飲みづらい。すなわち、他人の忠告を受け取ることの大切さを説いています。

管鮑のわり

中国の故事成語。『史記』の『管晏伝』を出典としています。

管仲と鮑叔牙のように、互いに深く理解をしていて、利害を超えた信頼関係のある間柄を指す言葉です。

先ずより始めよ

中国の故事成語。『戦国策』を出典としています。

物事は小さいことから、また自分からはじめよ、という言葉です。
「隗」とは、郭隗という人名のこと。賢人を招くために、「まず私のような凡人から優遇してください」と彼が話したというエピソードに基づいています。

つねににと手を打つ

出典不明。

常に先手を打つことの大切さを語っています。

薪嘗

中国の故事成語。『十八史略』を出典としています。

薪に臥し、胆を嘗める……といった辛い行いを自らすることで、復讐心を忘れないように心がけた、といいうことから、復讐を成功するために苦労に耐える、という意味の言葉です


橘化してとなる

中国の故事成語です。『晏子春秋』を出典としています。
「江南の橘江北に移されて枳となる」と言われることもあるそうです。

江南の橘という植物は江北に植えられると枳という別の植物になる、という当時の考えがありました。場所や状況によって、同じ人間でも性質が変化することをこれによってたとえています。

びないため、あえてう道を選ぶ

出典不明。

これも君主論を探せばありそうな気もしますが……。

衣食足りて則ち栄辱を知る

『管子』を出典としています。「倉廩實ちて則ち礼節を知り、衣食足りて則ち栄辱を知る。」という前後から、「衣食足りて礼節を知る」などと言われることもあります。

衣食が十分あれば、人は栄誉あること、あるいは恥ずべきことがわかる、という言葉です。


人間は過去より現在を見る

出典不明。

そうなんだ……ぼくは結構過去を見てしまいますが人間ではなくエルフとかかもしれません。間伐するか!

自給率

漢字としては「食自給率」としてのほうが広く使われているようです。

国内で消費される食料のうち、どの程度が国内産でまかなわれているかを表す指標です。
タコとか食べましょう。


いかがでしたか?

現実主義勇者の王国再建記のエンディングの文字には様々な意味があるようですね!

是非今後も王国再建に向けての、ソーマの活躍に期待したいと思います!