現在、各局やFODにて大好評放送中の現実主義勇者の王国再建記。
本作のエンディング映像では、様々な文字が現れては消えていきます。
果たしてこれらが意味するものはなんなのでしょうか?
調べてみました。
一覧(クリックで開きます)
- 気前の良さは身を滅ぼす
- 和して同ぜず
- 非常のことありて、然る後に非常の功あり
- すぐれた先人を見習う(?)
- 李下に冠を正さず
- 好事は門を出でず悪事は千里を行く
- 冷眼にて人を観、冷耳にて語を聴く
- 艱難は能く人の心を堅うす
- 烏合の衆
- 一葉落ちて天下の秋を知る
- 歴史の勝者に学ぶ
- 公共事業
- 快刀乱麻を断つ
- 需要供給の法則
- 体と頭の訓練をする
- 虎の威を借る狐
- 名下に虚士無し
- 武力がないと見下される
- 先んずれば人を制す
- 角を矯めて牛を殺す
- 自国軍がなければ安全はない
- 捲土重来
- 積善の家には必ず余慶有り
- 災いは芽のうちに見つける
- 玉石混淆
- 多少の人事は皆是れ學なり
- 中立の道を選ぶとたいてい失敗する
- 状況に合った手法を使う
- 木に縁って魚を求む
- 身のほどをわきまえた欲求を持つ(?)
- 良薬口に苦し
- 管鮑の交わり
- 先ず隗より始めよ
- つねに先に先にと手を打つ
- 臥薪嘗胆
- 橘化して枳となる
- 滅びないため、あえて戦う道を選ぶ
- 衣食足りて則ち栄辱を知る
- 人間は過去より現在を見る
- 食糧自給率
非常のことありて、然る後に非常の功あり
『史記』の『司馬相如伝』からの引用です。
「非常の人あり、然る後、非常の事あり。非常の事あり、然る後、非常の功あり」の一部のようです。
非凡な人が登場し、後に非凡な事が起こる。非凡な事が起こって、その後にやっと非凡な功績が生まれるものなのだ、ということを説いています。
すぐれた先人を見習う(?)
「先人」の部分がうまく読めなかったため、おおまかな憶測です。
出典も不明です。優れた人物を見習うことの大切さを表す言葉です。
李下に冠を正さず
中国の故事成語。『古楽府・君子行』からの引用です。
「瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず」の下の段の言葉です。
すものの木の下で冠を直すと、すももを盗もうとしているのではないか、と疑われてしまいます。
人に疑われるようなことはすべきではない、という教えです。
好事は門を出でず悪事は千里を行く
孫光憲の『北夢瑣言』からの引用です。
良いことはなかなか知られないが、悪いことはすぐさま遠くまで伝わってしまうものだ、という教えです。
冷眼にて人を観、冷耳にて語を聴く
『菜根譚』からの引用です。
全文は「冷眼にて人を観、冷耳にて語を聴き、冷情にて感に当たり、冷心にて理を思う」となっています。
前半のこの部分は「冷静に人を観察し、冷静に話を聴く」という内容です。
常に冷静に事を運ぶことの大切さを説いています。
艱難は能く人の心を堅うす
江戸時代の儒学者、佐藤一斎の『言志晩録』からの引用です。
「艱難は能く人の心を堅うす。故に共に艱難を経し者は、交を結ぶも亦密にして、竟ついに相忘るる能わず。糟糠そうこうの妻は堂を下さず」とは、亦此の類なり。」の頭の部分の言葉です。
困難な経験は人の心を堅牢にする、という苦労することの大切さを説いています。
歴史の勝者に学ぶ
出典不明。
歴史の勝者に学ぶことの大切さを表した言葉です。
需要供給の法則
経済学の言葉です。
商品の市場価格と売買量は、競争市場における需要と供給によって決まる、という法則です。
体と頭の訓練をする
出典不明。
文武両道的な、体と頭を鍛えることの大切さを表しています。
虎の威を借る狐
中国の故事成語。『戦国策』の『楚策』を出典としています。
虎に襲われそうになった狐は、その虎と並んで歩くことで他の動物を恐れさせ、自らを百獣の王のように見せて身を守ったという寓話です。
他の権威に頼って、威張り散らす、ずるがしこい者のことを指します。
名下に虚士無し
『陳書』の『姚察伝』を出典としています。
虚士とは実力のない者を指します。名声のあるものは、実力もともなっている、という言葉です・
自国軍がなければ安全はない
ニッコロ・マキャヴェッリによる『君主論』第13章にて近い話が登場しています。
傭兵や他国の支援軍を使うのではなく、勝ちたいのであれば自国軍を保有すべきという君主の方策を説いています。
捲土重来
中国の詩人・杜牧の『題烏江亭』を出典としています。
土煙をもう一度上げる、すなわち軍隊を動かすことで、失敗してももう一度挑戦するという言葉です。
災いは芽のうちに見つける
出典不明。
災いは早めに見つけたほうがいい、という言葉です。
多少の人事は皆是れ學なり
江戸時代の儒学者、佐藤一斎の『言志晩録』からの引用です。
「多少の人事は皆是れ学なり。人謂う、近来多事にして学を廃す、と。何ぞ其の言の繆あやまれるや。」の一部です。
世の中のあらゆることは学びである、と説いています。
中立の道を選ぶとたいてい失敗する
ニッコロ・マキャヴェッリによる『君主論』第21章にて近い話が登場しています。
君主のとるべき姿勢として、日和見的な中立よりも、味方になる側についたほうが良い、ということを説いています。
状況に合った手法を使う
出典不明。
柔軟な姿勢を推奨しています。
身のほどをわきまえた欲求を持つ(?)
出典不明。こちらもはっきりと読み取れませんでした。
身のほどはわきまえたほうがいいらしいです。
先ず隗より始めよ
中国の故事成語。『戦国策』を出典としています。
物事は小さいことから、また自分からはじめよ、という言葉です。
「隗」とは、郭隗という人名のこと。賢人を招くために、「まず私のような凡人から優遇してください」と彼が話したというエピソードに基づいています。
つねに先に先にと手を打つ
出典不明。
常に先手を打つことの大切さを語っています。
臥薪嘗胆
薪に臥し、胆を嘗める……といった辛い行いを自らすることで、復讐心を忘れないように心がけた、といいうことから、復讐を成功するために苦労に耐える、という意味の言葉です
橘化して枳となる
中国の故事成語です。『晏子春秋』を出典としています。
「江南の橘江北に移されて枳となる」と言われることもあるそうです。
江南の橘という植物は江北に植えられると枳という別の植物になる、という当時の考えがありました。場所や状況によって、同じ人間でも性質が変化することをこれによってたとえています。
衣食足りて則ち栄辱を知る
『管子』を出典としています。「倉廩實ちて則ち礼節を知り、衣食足りて則ち栄辱を知る。」という前後から、「衣食足りて礼節を知る」などと言われることもあります。
衣食が十分あれば、人は栄誉あること、あるいは恥ずべきことがわかる、という言葉です。
人間は過去より現在を見る
出典不明。
そうなんだ……ぼくは結構過去を見てしまいますが人間ではなくエルフとかかもしれません。間伐するか!